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得意技を作る
どんなに技をきれいに、速く決められても、相手に気持ちで負けていては、勝つことはできません。
勇気を持つと言っても、そのためにはどうすればいいのでしょうか?
それは自分にとっての得意技を持つことです。
「この技だけは誰にも負けない」
という自信があれば、試合中でも相手に臆することなく、技を決めることができます。
得意技を磨いていく
まずは自分にとって有効な得意技を作りましょう。
得意技を決めるときに考えることは、普段練習していて好きだと思う技や、やりやすいと思った技を決めると良いです。
試合上、蹴りはポイントが高いですが、足をあげるのが苦手な人が、蹴りを得意技にするのは難しいです。
逆突きが得意だと思ったら、その逆突きをひたすら練習します。
練習した分だけ自信にもなり、技も磨かれていきます。
得意技を何にすればいいか分からないという人は、動画や練習中、道場の人がやっているものでもいいので、実際に空手の技を見てみてください。
「かっこいいな」
「してみたいな」
と思った技を決めれば良いでしょう。
何事もやってみたいという気持ちが、練習を続けていく上で大切ですから。
間合いとタイミング
試合で、よく間合いが大事と言われますが、まず間合いについて説明します。
一言で言うと、
- 組み手をする際の相手との距離
です。
自分にとって、ちょうどいい間合いを見つけることが重要です。
ちなみにちょうどいい間合いとは、自分の突きや蹴りが相手に当たり、そして相手の攻撃を、受けたりかわしたりもできる距離のことです。
間合いの取り方のポイントは、足の裏をわずかに浮かせ、すり足でいつでも動けるようにしておくことです。
膝の動きも重要で、膝を前後に動かすだけで、間合いの微調整ができます。
間合いは体で覚えるしかありません。
実際に相手をしてもらいながら技を出し、相手の技も受け、間合いを見つけていきましょう。
連続技の攻撃パターン
一撃必殺で相手を倒すことが空手道の理想ですが、お互いの技量が拮抗していたら、そううまくはいきません。
だからこそ相手に攻撃を仕掛けても、反撃する余裕を与えない、連続攻撃は有効です。
得意技が出来たら、次は連続技を習得しましょう。
上段刻み突きから上段逆突きさらに中段逆突き
- 相手の内側に左足を踏み込んで、上段刻み突きをします。
- さらにその場で、上段逆突きを決めます。
- 相手がバランスを崩したところで、相手の外側に右足を踏み込み、中段逆突きで決めます。
この技は、上段二本で相手のバランスを崩すことで、最後の中段を決めやすくします。
最後の中段では、しっかり腰を入れて突きましょう。
上段逆突き二連続から中段逆突き
- 相手の内側に左足を踏み込んで、上段逆突きをします。
- さらに相手の外側に右足を踏み込んで、上段逆突きをします。
- さらに相手の内側に左足を踏み込み、中段逆突きで決めます。
逆突きの3本連続の技です。
勢いよく相手に飛び込み、思い切って技を決めることがポイントです。
上段刻み突きから上段逆突き更に上段回し蹴り
- 相手の内側に左足を踏み込んで、上段刻み突きをします。
- さらにその場で上段逆突きをします。
- さらにその場から上段回し蹴りで決めます。
逆突きをつく時には腰をしっかりとひねり、その腰のバネを利用することで、回し蹴りのスピードや威力も増します。
中段逆突きから上段刻み突きさらに中段逆突き
- 相手の内側に左足を踏み込んで、中段逆突きをします。
- さらにその場で上段刻み突きをします。
- さらに左足を深く踏み込んで、中段逆突きで決めます。
中段と上段を使うことで相手の不意を突きます。
中段回し蹴りから上段刻み突きさらに中段逆突きから中段回し蹴り
- 膝を抱え込んで中段回し蹴りをします。
- 蹴りの着地と同時に上段刻み突きをします。
- その場から中段逆突きをします。
- さらに後ろ足を抱え込んで中段回し蹴りで決めます。
蹴り突きのコンビネーションの技です。
流れるように技を決めていくことが重要です。
連続技は刻み突きが重要
連続技には
- 刻み突き
を生かすことが有効です。
刻み突きは相手に向かって半歩踏み込み、踏み込んだ側の手で突く技です。
ボクシングのジャブに例えられ、相手を牽制するのに効果的です。
一歩踏み込む追い突きよりも、足の踏み込み幅が少ない分、威力は劣りますが、素早い攻撃が可能です。
刻み突きから、蹴り技や突き技への様々な展開が考えられ、連続技の起点となる技の一つです。
連続技の組み合わせは無数ですが、前の攻撃から次の動きへとスムーズに移行でき、かつ効果的に組み立てるのがよいでしょう。
例えば上段攻撃しておいて、ガードが甘くなった中段への攻撃相手の懐に入り、死角から回し蹴りを決める、蹴りの着地と動作を利用して突きを出すなどです。
実際に練習して、自分の攻撃の得意パターンを作っておきましょう。
反撃パターン
「空手に先手なし」
と言われるように、反撃技は空手の醍醐味です。
反撃のパターンには大きく分けると2種類あります。
一つ目は相手の動きの起こりを見て、相手よりも早く攻撃を繰り出すことです。
二つ目は相手に攻撃をさせておいて、隙を狙って攻撃を繰り出すことです。
相手の動きを読む力を身に付けることが大切です。
上段刻み突きに対して出合いの中段逆突き
相手の上段刻み突きに対して低い姿勢を取り、中段逆突きで出合いをとります。
上段刻み突きに対して出合いの上段回し蹴り
相手が上段刻み突きをついてきた時に、上段回し蹴りで合わせます。
中段逆突きに対して出合いの中段前蹴り
相手が中段逆についてきた時に、その突きを受けながら中段前蹴りで合わせます。
中段逆突きに対して体捌きしながら上段裏拳
相手の中段逆突きを外側に払って、裏拳を合わせます。
中段前蹴りを払って中段逆突き
相手の前蹴り背腕受けで払い受け蹴りを外側へ流し、腰の回転を利用して相手の外側に踏み込んで、中段逆突きをします。
中段回し蹴りに対して出合いの中段逆突き
相手の中段回し蹴りが出てくる瞬間、相手の内側に踏み込んで中段逆突きをします。
上段回し蹴りに対して出合いの上段逆突き
相手の上段回し蹴りが出てくる瞬間、相手の内側に踏み込んで上段逆突きをします。
組手をする際の注意点
顔から動いている
初心者にありがちですが、頭を前に出し突きを出していると、上段は隙だらけで相手も技に気づいてしまいます。
一度鏡やビデオなどを使って、自分の技の形を確認しましょう。
引き手と突き手が不一致である
引き手を引いてから突き手を出していませんか。
それでは無防備になり突きの威力も出ません。
普段の基本の練習で引き手と突き手は、一致させるように努力しましょう。
腰が引けている
腰が高く引けていると前のめりになり、腕だけで突きを出している状態になります。
それでは試合中、技が入ったとみなされません。
腰をしっかりと入れて突きや蹴りを決めましょう。
足を上げすぎている
前足が上がり過ぎていると、予備動作が大きくなり、逆突きのタイミングが相手に気付かれてしまいます。
その場に居着いていないか
足の動きが止まってしまうことを居着くと言います。
居着いてしまうと、相手のとっさの攻撃に反応できず、いざチャンスだと思っても素早い攻撃が行えません。
これを防ぐために常に細かく、膝を柔らかく動かしてフットワークを取ります。
このような動きによって重心移動を滞らせず、常に攻守の切り替えができるようにすることが大切です。
いかがでしたでしょうか。
試合で勝っている場面を想像して、自分のやる気を高め、日々の練習に精を出していきましょう。
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