3分でわかる!剣道の団体戦ルールとは?

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【剣道団体戦ルール概要】

3分でわかる!剣道の団体戦ルールとは?

剣道の団体戦は、基本的に5人対5人で行われます。

 

大学男子では7人戦、実業団では3人戦といった例外もありますが、小学生〜社会人まで最も多く行われているのが5人戦となっています。

 

人数が違うだけで団体戦のルール自体は大きく違いませんが、今回は最もオーソドックスな5人戦を基準にして解説していきます。

 

5人戦の場合、選手にはそれぞれ

  • 先鋒
  • 次鋒
  • 中堅
  • 副将
  • 大将

の役割が与えられ、一人づつ順番に試合を行います。

 

試合そのものは1対1で行われますので、基本的なルールは個人戦と変わりません。

 

どちらも有効打突を取らずに試合が終了した場合は引き分けとみなされます。

 

個人戦で引き分けた場合は延長戦が行われることが多いですが、団体戦の場合はそのまま次の選手の試合に移行します。

 

5人全員の試合を終えたあと、

  • 勝者の多いチーム(引き分けの無い場合は3勝以上したチーム)が勝利となります。
  • 勝者が同数の場合は、技の取得本数の多いほうが勝利となります。
  • 勝者と取得本数が同数の場合は、各チーム代表者を決めて試合をする代表決定戦で、1本先に取得したほうが勝者となります。

 

 

【剣道団体戦における選手の役割】

 

先鋒(せんぽう)

 

団体戦で最初に試合に臨むのが先鋒です。

 

「先手必勝」という言葉があるように、先鋒が勝利することはチームに大きな利益をもたらします。

 

先鋒が勝つとチームの士気を高めると同時に、相手チーム全体を精神的に追い込む効果が期待できます。

 

そのため、あえて先鋒に最も強い選手を割り当てる団体も珍しくありません。

 

 

次鋒(じほう)

 

一般的に、次鋒にはそのチームで最も弱い選手が当てられることも多いです。

 

次鋒が負けてもチームの負けが確定することはありませんが、先鋒・次鋒と連勝することができれば王手をかけることになります。

 

もちろん捨て枠ということはありませんので、厳密に言えば弱い選手というより「経験を積ませたい選手」が配置されることの多い役割です。

 

相手が弱い選手を次鋒に持ってくることを見越して、わざと強い選手を置く先鋒も有効です。

 

 

中堅(ちゅうけん)

 

ほとんどのチームが、中堅には強い選手を割り当てます。

 

先鋒・次鋒が連勝もしくは連敗した場合、中堅の試合がそのままチームの勝敗に繋がってしまうためです。

 

ここまでの流れが1勝1敗になっていない限りは中堅で試合が終了してしまうので、チームとしては絶対に勝っておきたいポイントです。

 

 

副将(ふくしょう)

 

副将には、どんな展開になっていても冷静に試合を運べる選手を置くのが望ましいでしょう。

 

なぜなら副将までに決着が着いていない場合、団体戦は「あと1敗すると負けが確定(1勝2敗)」もしくは「あと1勝すれば勝ちが確定(2勝1敗)」という状況にある可能性が高いためです。

 

自分にチームの勝利がかかっているというプレッシャーに負けず、いつも通りの動きができるベテラン選手が適任です。

 

 

大将(たいしょう)

 

一般的に、大将にはそのチームで最も信頼されている人物を置きます。

 

大将まで勝敗が決していない場合、チームの勝ち負けを任せられる選手に望みを託すことになるからです。

 

しかしチーム内の選手に実力差がある場合は、あえて大将に弱い選手を置き、副将までに3勝を狙うという戦略も存在します。

 

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