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大事なのは「基本」! 初段〜三段合格のヒケツとは?
そうはいうものの、初めて段審査を受ける人はもちろん、二段や三段に挑戦する人だっていざとなると緊張してしまうもの。
- 何を見られているのか
- どのような審査があるのか
事前に知識を入れておくだけでも不安は和らぎます。
そこで初段〜三段の審査ではどのような事をするのか、気を付けたいことなどをご紹介します。
初段〜三段と四段以降は別物?
全日本剣道連盟のHPを見てみましょう。
審査基準が初段〜三段、四段及び五段とでは区別されています。
段位の審査の付与基準によると
初段は、剣道の基本を修習し、技倆良なる者二段は、剣道の基本を修得し、技倆良好なる者
三段は、剣道の基本を修錬し、技倆優なる者
全日本剣道連盟称号と段級位のルールより引用
とされ、
四段からは、剣道の基本に加え『応用を修熟し、技倆優良なる者』という部分が追加されるようになります。
つまり審査においては
- 「技術」
- 「強さ」
- 「上手さ」
だけでなく、剣道の
- 「基本」
にも重点が置かれているということ。
特に初段〜三段は今まで剣道を続けてきて「どれぐらい基本が身についているか」を見る審査ともいえます。
そもそも審査って何をするの?
段審査では3つのことを見られます。
- 学科
- 実技
- 剣道形
です。
最初に挑むのは学科試験です。
地域によって形は様々なようですが、剣道用語や技の説明、剣道に関する理論などを求められることが多いでしょう。
その際、分かっているからと言って、自分の言葉だけで書くのは危険です。
先生に聞いたりインターネットや本などできちんと調べたりして書きましょう。
次の実技審査では、他の受験生とかかり稽古のようなものをします。
初段〜三段は、剣道の基本的な部分が見られるといいました。
そもそも剣道における「基本」とは何でしょうか。
剣道連盟によると実技審査においての着眼点として以下のものがあげられています。
- 正しい着装と礼法
- 適正な姿勢
- 基本に則した打突
- 充実した気勢
意外と思うかもしれませんが、礼の仕方や道着の着方も立派な審査の基準となります。
私が初段の審査を受けたとき、実技審査で組んだ相手は、区大会で優勝している選手でした。
試合で当たって何度も負けた相手です。
「どうしよう、打ちまくられて落ちてしまう!」とものすごく焦りました。
みなさんも、そんな場面に出くわすかもしれません。
でもそのとき「もうだめだ」とガックリしないで下さい。
- 袴は短くないか
- 防具のひもは緩んでいないか
- 緊張して小声になっていないか
など、合格につながるポイントをしっかり確認しましょう。
そして自分の1本がなかなか決まらなくても、堂々と正しい姿勢で技を出す。
「打たれたくない!」と怖がって、鍔迫り合いになってしまっては、今まで身に着けてきたものを見てはもらえません。
意外とむずかしい!?合否を分ける「剣道形」
最後に受けるのが剣道形になります。
形への力の入れ具合が、道場やクラブによってバラバラなので、意外と差が出てくる部分です。
試合にたくさん勝っていても形はあまり得意ではない……なんて人も当然います。
段審査では
- 初段太刀の形3本
- 二段太刀の形5本
- 三段太刀の形7本
を披露することになります。
初段と二段は当日になって「何本目」と指定されます。
「初段だから1本目〜3本目だけ覚えておけばいいだろう」というのは間違いです。
指定されるのは5本目かも知れないし、7本目かも知れない。
- 初段を受ける時から1本目〜7本目までをマスター
しておきましょう。
また順番通りばかりに練習していると、いきなり「5本目」と指定されたときに「5本目って何だっけ?」と、混乱してしまうかもしれません。
わざと順番をバラバラにしたり、3本目など途中から始めたりする練習もおすすめです。
『基本』を忘れずに!いつもの自分を出そう
「審査は技術や強さ、上手さを見るだけのものではない」と分かるだけでも、少しは肩の荷が下りるのではないでしょうか。
私はおせじにも強い選手ではありませんでした。
実技審査では、いつも自分より上手な相手・強い相手と当たっていた記憶があります。
ですが初段〜三段はストレートで合格できました。
- 「基本に忠実に」
- 「いつも練習で出している自分を出す」
が何よりも大事なポイント。
技術に自信がないなら
- 道着の着方
- 打つ姿勢
- 声の出し方
- 剣道形
など、ほかの部分で自分の「強味」を作っておくと良いでしょう。
焦りや不安を感じるのはみんな同じ。
大きな気持ちで自信を持って挑戦してみてください。
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