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緊張が解ける呼吸方法とは?緊張して持ち前の力が発揮できない方へ
昔はそこまで重要視されていませんでしたが、最近では
- メンタルトレーニング
- マインドセット
は非常に重要で、専門のトレーナーが存在するほどです。
メンタルトレーニングが必要なわけとは?
まず、なぜメンタルトレーニングは必要なのか?
誰しも
緊張して持ち前の力が発揮できない
という事は経験したことがあると思います。
- 大事なプレゼンを前にして、
- のどがカラカラになってしまい
- ハァハァと息が上がってきて
- ぼーっとして
- 汗をかき
- いざ進もうとしたら足がもつれて転んでしまう
- 自分でも何をしゃべっているかわからないまま、プレゼンが終わってしまう・・・
それではせっかく準備したプレゼンが台無しです。
スポーツの世界でも、同じことが言えるでしょう。
緊張してしまっては、持ち前の力を発揮することができません。
緊張するということはどういうことなのか?
緊張とはそもそもなんなのか?
についてお話しします。
諸説あるようですが、
自己防衛本能による反応
というのがあるようです。
どういう事かというと、
身に危険が及ぶような出来事を前にすると、足がすくみ、震えが止まらなくなり行動を起せなくなります。
行動しないという事は、積極的に危険にかかわることを回避することができるので、自己の生命の危険は回避ができます。
しかしこれは本能的な防御反応なので、いつでも有効、というわけではありません。
行動しないことで更なる危険を誘発したり、状況を悪くしたりすることもあります。
防御反応は万全ではないのです。
例えば、迫りくる自動車や列車を前にして、防御反応が起きてしまって硬直してしまってはどうなるでしょう?
当然ひかれてしまいます。
時には、体の防御反応を、無理やりにでも回避して、最善の選択をしなければならない時があります。
緊張する、というのは、時と場合によっては非常に厄介な反応なのです。
緊張のメカニズム
緊張による防御反応のメカニズムは、
呼吸がうまくいかないことによる酸素循環不足
です。
うまく呼吸できなければ、酸素を体に取り込むことができなくなります。
酸素が取り込まれなければ、体はうまく動くことができなくなります。
これが足のもつれだったり、体力の極端な低下を引き起こします。
脳への影響も甚大で、酸素がなければ思考能力は当然なくなってしまいます。
頭が真っ白、パニック、と呼ばれる状態に陥ってしまいます。
パニックになるのがよくないことであるのは、皆さんもご存じの事でしょう。
パニックが状況をよくすることは、ほとんどありません。
どんなときにも正常な状態を保つには?
では、パニックを起こさず、パニックになる原因を排除して持ち前の能力を発揮し、思考力を保つためにはどうすればいいか?
精神的なパニック、観た、聞いたことに対する心のパニックというのは、なかなか防げるものではありません。
しかし、
心がパニックになり、体がパニックを起こすことは避けることができます。
具体的には、
呼吸をコントロールすること
です。
呼吸をコントロールし、体に酸素を循環させてやれば、体がパニックになることは防げます。
脳にも酸素がいきわたり、思考力、判断力を保つことができます。
呼吸が乱れないようにするには、簡単に言ってしまえば深呼吸です。
「緊張したときは大きく深呼吸して」
というのは、間違った事ではないのです。
パニックに陥りそうな時、呼吸を無理にでもするとはどういう事か?
緊張した時の呼吸のコツ
緊張したときは呼吸は浅く早くなり、ショック状態と言われるときと同じようになります。
そして体に酸素がいよいよ足りなくなり、まるでおぼれているときのように、体が苦しくなり、ハァーハァーと肩で息をするように、とても苦しそうになります。
実は、この時点で体はうまく酸素を取り込めておらず、体はうまく機能できていません。
緊張し、呼吸が乱れる前に、自発的に深呼吸のように呼吸します。
- コツは肺の中の息をとりあえずすべて吐き出してみる
ことです。
緊張していると、肺の中に空気が入っていても、吸おうとしてしまいます。
そうなると、呼吸もうまくいかないので、まずは吐いてみます。
肺の中の空気を吐ききると、肺と外圧の関係で自然と肺の中に空気が入っていきます。
肺の中に新鮮な空気があれば、肺は自動的に酸素を取り込んでくれます。
何を言っているのか、わからない方もいらっしゃるかとは思いますが、緊張しているときというのは、気づいていませんが、ビックリするくらい呼吸がうまくできていないものなのです。
そうして、
精神的な緊張が解けるまでは、肉体的な緊張を発生させないために強制的な呼吸が必要
になります。
緊張が解けるまで、呼吸は強制的に続けてください。
緊張を解くトレーニング方法
トレーニングの方法、は緊張する状態に自分自身を置いてもいいですが、
から始めます。
緊張を見つけることができないと、気づいた時にはパニック状態になっている
からです。
小さな緊張を見つけること、この練習をします。
そして緊張を見つけたら、ステップ2として
をします。
そして
します。
これがトレーニングになります。
結論を申し上げると、スポーツにおけるメンタルトレーニングでも必要なのは、呼吸によるパニックの防止です。
パニックはあわてている重度の状態もそうですが、ちょっとドキドキしている状態も、軽いパニックと言えると思います。
小さいパニック、気づかないパニックこそ厄介で、スポーツではそれが能力を低下させている
んだと思います。
パニックの緩和が重要です。
この方法はロシア軍のシステマ、という格闘術の方法です。
ぜひ、試してみてください。
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