武道家におすすめの情報
試合や大会で強い人は脳の性質を知って効率的にメンタルを強くしている
- 「メンタルトレーニング」
も、その二つと並んで重要なトレーニングのひとつです。
- 練習では上手くいくのに本番になると力が発揮できなかったり
- ひとつのミスによってその後のプレーに大きく影響が出たりする
といった経験はないでしょうか。
メンタルが及ぼす影響というのは、想像以上に大きいものです。
そういった心理的なプレッシャーに打ち勝つために、日々のメンタルトレーニングが不可欠となってきます。
では一体どのようなトレーニングをすれば、強い精神力で本番に挑むことができるようになるのでしょうか?
メンタルのトレーニングとはつまり、
- 脳を鍛える
ということです。
脳の性質を知ることで、効率的にメンタルを強くすることができます。
ではここで実際の具体的なトレーニング方法をご紹介いたします。
自分とスポーツを見つめなおす
まず第一に必要なことは、
- 「自分とスポーツを見つめなおす」
ことです。
自分が今までどのようなスポーツをしてきて、そして、今のスポーツを始めたきっかけについて考えてみましょう。
そのスポーツにおいての
- 勝ち負けの意味
あなたにとって
- そのスポーツが何を意味するのか?
きちんと向き合ってみてください。
客観的な自分と、そのスポーツの立ち位置を確認することで、新たな気づきがあるかもしれません。
明確な目標設定と優先順位
次に、
- 「明確な目標設定と優先順位」
を意識しましょう。
ただ漠然と理想だけを設定していると、敗北した時や理想に近づいていないと感じた時に、絶望を感じやすくなり、メンタルは弱くなってしまいます。
自分のスポーツへの理想とは別に、
明確な達成しやすい目標を作り、それに集中していくことが必要
です。
それを継続して続けることが、着実な成長につながるでしょう。
今すべき事項に優先順位をつけて、それを目標設定に入れてください。
優先順位の高いことから実践していくことで、本当にすべきことが分からなくなるという事態を避けます。
思考のコントロール
出来ないだろうと考えるよりも、出来ると信じた時の方が能力を発揮できる
のはプラス思考の持つ大きな力です。
そこで必要になってくるのが
- 「思考のコントロール」
です。
しかし、ただ「出来る」と繰り返し自分に言い聞かせるだけでは、表面部分だけのプラス思考であり、真のプラス思考とはいえません。
真のプラス思考になるには、日々の心のトレーニングが欠かせません。
まずは
自分にとっての不足している要素、弱点を知る
ことから始めます。
自分の弱い部分を書き出して、それを受け入れるようにしてください。
自分への自信というのは、まず受け入れることから始まります。
そして、その
弱点をポジティブな言い方に変えて
ください。
こういったトレーニングを続けることで、マイナスのものでも、プラスに変換するという脳内での情報処理の仕方が鍛えられていきます。
その置き換え能力が高い人こそ、真のプラス思考だと言えます。
冷静になるための呼吸法
次に
- 「冷静になるための呼吸法」
をご紹介します。
一般的に、
リラックスするためには深呼吸をするのが良い
と言われています。
しかし、
ただ深呼吸するだけでは大きな効果は得られません。
呼吸は自律神経が司る中で、唯一自分で意識的に調整することができます。
脳に十分な血液と酸素を送りましょう。
緊張をしている時は交換神経が動いている時
なので、
腹式呼吸を行って冷静
になりましょう。
- まず肺の中の空気をすべて押し出してしまい、お腹が膨らむまでゆっくりと鼻から息を吸ってください。
- 限界まで吸い込んだらそのまま5秒間息を止め、その後口から少しずつ息を吐きだしていきましょう。
これを繰り返すことで、気持ちを落ち着けることができます。
逆にやる気が起こらないときは
- サイキングアップ呼吸
を行いましょう。
通常より早いテンポで呼吸を行うことで交感神経が刺激され、気分を興奮状態へと持っていく
ことができます。
緊張が解ける呼吸方法とは?緊張して持ち前の力が発揮できない方へ
集中力を高める
メンタルを高めるのには、
- 「集中力」
も欠かせない要素です。
ひとつの物事に向ける意識の高さが低いと、集中力が低いということになります。
集中力を高めるトレーニングに
- 「残像トレーニング法」
があります。
残像カードによる残像時間を測定し、それを続けることによって集中力が伸びるとされています。
イメージトレーニング
また、本番を想定としてシミュレーションを脳内で行うなど、
- 「イメージトレーニング」
の大切さも周知の事実でしょう。
しかしその方法も正しく行わなければ、効果を得ることはできません。
まず脳内がイメージトレーニングを行う環境にないといけません。
集中力を高め、脳内の雑念をなくしてから始めてください。
腹式呼吸で深い呼吸をしながら、イメージを浮かべていってください。
プレーをイメージするときは、最初から最後までを通して行うようにしましょう。
それを何度も繰り返し行うことで、
- 心理的スキル
- 身体的スキル
の相乗効果をもたらします。
脳をコントロールする
メンタルトレーニングは、スポーツで技術向上を目指す人なら、必ず意識しなくてはいけないトレーニングです。
様々な技法があり、それらをきちんと身につけるには、やはり毎日の訓練が必要です。
- 諦めない心
- 自分の弱点を受け入れる
ことで自信を持ち、自分の脳をコントロールすることが、着実な能力アップにつながるのです。
プロスポーツ選手が行っているメンタルトレーニングの方法が学べるDVD
関連ページ
- 緊張が解ける呼吸方法とは?緊張して持ち前の力が発揮できない方へ
- 緊張すると、体力の極端な低下が起きたり、思考力や判断力も落ちてきます。そのため、持ち前の力が発揮できずに試合を終えてしまうことになります。緊張を解くには、呼吸のコントロールが重要です。日常でトレーニングする方法を紹介いたします。
- 8種類のスポーツメンタルトレーニング方法
- 実力はあるのに、大会や試合で結果が伴わない。そのような方はスポーツメンタルトレーニングを行うといいでしょう。目標設定、リラクゼーション、イメージトレーニング、集中力、プラス思考、セルフトーク、試合に対する心理的準備、コミュニケーションの8種類に分類されます。ぜひ、ご覧ください。
- 競技者に自信をつけられるような指導をすることが大切
- 試合の時に緊張して、力を発揮できないことがあります。自信がないことが緊張につながることがあります。試合の時に平常心でいられるような自信をつけてあげることが大切です。優しくしたり厳しくしたりのメリハリを付け、性格にあった指導を心がけます。練習で追い込むことによって、これだけやったという自信にもつながります。
- 剣道・柔道・空手の目標達成の技術を学ぶおすすめの方法
- 大谷翔平選手や菊地雄星選手を輩出した花巻東高校や日本ハムファイターズ、スポーツの強豪チームやユニクロやディズニーといった大企業も採用する「原田メソッド」。目標達成は技術です。普通の環境以下ともいえる中有学生が、原田先生の指導で陸上競技7年間13度の日本一を達成した技術を学んでください。
- 試合で練習通りの実力を発揮できるメンタルを得るための重要な癖
- 試合で実力が発揮できなかったり、失敗したりするのは、メンタル面が大きく影響します。メンタルが弱いのは生まれつきではなく、考え方や鍛えるトレーニングをすることで強くすることができます。試合で実力以上の力を発揮するために、普段から意識しておく大切なことがあります。
- 子どもでもわかりやすいメンタルトレーニングおすすめの本
- 試合や大会でパフォーマンスに大きく影響するメンタル。精神面をうまくコントロールすることで、結果が大きく変わってきます。そこで子どもが読んでも理解しやすい本と、本番前の1分間で実践できるセルフコーチングのおすすめ本を紹介いたします。