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空手下段回し蹴り(ローキック)のコツ
特に、手技での顔面なしの極真ルールなどでは、近い間合いでの接近戦が多く、突きと下段回し蹴りのコンビネーションが多く、下段回し蹴りを上手く蹴れるかどうかが、試合の勝敗を決めるポイントにもなります。
下段回し蹴りは、一撃で相手を倒すような技ではなく、相手の脚にダメージを蓄積させたり、判定で優勢になるようにポイントを稼いだりする技です。
上段回し蹴りや、中段回し蹴りと比べて、蹴ったときや間合いを切られて空振りしたときにも、体勢が崩れにくい蹴り技です。
また、相手の手が届かない場所を蹴りますので、つかまれるリスクも少なく、反撃されにくい蹴り技で、それが、多く使われる理由のひとつでもあります。
下段回し蹴りで狙う場所
下段回し蹴りで蹴っていくのは、両足の内股や太ももの外側、膝から下のふくらはぎや足首などがあります。
太ももはダメージを与える目的で蹴っていきます。
膝から下の場合は、相手が蹴ってきたときなどに、片足に体重がかかった軸足を刈って倒すときに蹴っていきます。
どの場所で蹴るのかは、その人によって違うでしょうが、背足で蹴ったり、スネで蹴ったりします。
また、スネで蹴るにしても、膝に近い部分で蹴るのか、足に近い部分で蹴るのか、というのがあります。
膝に近い部分より、足に近くなるほど、相手に大きなダメージを与えることができます。
狙う場所によって変わってくる蹴り方
蹴り方も狙う場所によって違ってきます。
基本的には、狙う場所に対して、垂直に蹴り足が当たるようにします。
太ももの外側であれば、膝を抱え込んで、上から落とすような蹴り方をします。
下段回し蹴りは、小さなフォームになりがちですが、太ももの外側を狙う蹴りの場合は、しっかりとひざを抱え込んで、外側から回して蹴ると、スピードもパワーもある蹴りで、相手に大きなダメージを与えることができます。
内股であれば、下から斜め上に、コンパクトに蹴るようにします。
また、奥脚の内股であれば、さらに奥(前)へ蹴り込むようにします。
膝から下を狙う場合は、軸足の膝を少し余分に曲げて落とし、横から蹴っていくと、上手く刈ることができます。
どの脚を蹴るにしても、相手の体重が乗っている脚を蹴ったり刈ったりすると、相手が防御することができず、確実にダメージを与えることができます。
闇雲に蹴るのではなく、相手の動きを見て蹴っていくと、相手にダメージを与えることができ、ポイントも稼ぐことができます。
一番多く使う蹴り技ですので、しっかり稽古しておきたいですね。
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