武道家におすすめの情報
木刀による基本技稽古法に基づいた打ちを練習する
つまり、真っ直ぐな打ちこみや、足さばきがあまい基本ができていない状態で、防具をつけて相手に我武者羅に向かって練習をする、という風景をよく目にします。
しかし、剣道は基本が非常に重要な武道となります。
確かに、試合において相手に向かっていく闘争心や、恐怖心の排除は大切なことです。
ところがそれ以上に
- 打ち込みの正確さ
- 踏み込みの重要性
- 残心のキレイさ
を習得していかなければ、試合で審判に旗を上げてもらうことは難しいのです。
木刀による基本技稽古法
練習において、体力作りをすることはもちろんの事ですが、剣道は基本の丁寧な積み重ねが大切です。
効果的なのは、意外に思われるかもしれませんが、
- 木刀による基本技稽古法
に基づいた打ちができるようになるという練習です。
木刀による基本技稽古法は、木刀を用いて
- 面や小手、胴の位置を正確に打つ
- キレイで正しい残心
- 剣士としての心構え
- 足の使い方
- 技の後の抜け方
- 連続技の出し方
など、すべて剣道に必要な要素が詰まったものになります。
重要な要素が入った稽古
面を一つとっても、竹刀の中結いよりも先の部分で、しっかりと正しい面の位置に打ち込むという点が、木刀の稽古の中で習得することができます。
木刀で行うと同じように、竹刀練習でも面を打ち込む事ができるようになると、試合でもキレイな一本が決まるようになるのです。
また、小手に入るときの足さばきは、面に比べると、小さく一歩を踏み出してから繰り出すということになりますが、これも木刀の稽古に含まれています。
胴においても、横から打ち込むのではなく、しっかりと基本の構えの状態から最短距離で切り込みます。
そして相手の面を返して胴を打つなど、非常に重要な要素が入っていることがわかります。
残心も気合も十分に発揮することができる剣道をするためには、こういった基本を自然に、意識することなく出すことができるようにすることです。
実践において、正しく、正確かつ強い打ちが出せるようになります。
木刀による基本技稽古法の動画
相手の技を警戒しすぎない
もう一つ、剣道の試合で勝利を収めるために重要な事は、相手の技を待つのではなく、自分から立ち向かって勝負を挑むという気持ちです。
そしてしっかりと腕をのばして、体全体を使って有効打突を繰り出すということです。
相手の技を警戒するあまり、思い切った打ちをすることができないという選手を見かけます。
自分が打ちに行った技を返される心配をして、腕が縮んでしまったり、残心があまかったりすると、一本にはなりません。
剣士として、一本を決めるという決意のもと、打ち込みから最後の残心までの流れをしっかりと行うことが、気持ちよく一本を取ることにつながるのです。
剣道の試合で勝つためには、
- 基本の徹底
- 剣士として技の一連の完成度を目指した稽古
をしてみるようにしましょう。
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