武道家におすすめの情報
柔道耳、カリフラワーイヤー、耳介血腫の原因、予防グッズや対策、治療方法について
一般的に
- 柔道耳
- カリフラワー耳
- 餃子耳
などと呼ばれ、寝技などで、畳やマットなどに耳が擦れる事で起こる症状なのです。
人によっては勲章だと言い誇りを持ってる方もいる一方で、やはり気にしている人が多いのも事実です。
柔道が必修化になった現在の義務教育では、女性などは特に防ぎたいと思う人も多いのです。
これから柔道を始めたいと思っている方にとっても、出来るなら予防したいと思う方もいるでしょう。
そんな柔道耳の事を知り、予防するための対策を見てみましょう。
柔道耳、カリフラワー耳の主な原因
正式な呼び方は
- 「耳介血腫」
といいます。
寝技で畳、マットなどに強く擦り付けたり、組み合った際に相手の頭がぶつかったりした衝撃で耳介という部分が内出血
を起こします。
はじめは赤く腫れる程度で、いきなり固くなったりするわけではありません。
しかし
内出血を繰り返し起こし、治療せずに放っておくと柔道耳になってしまう
のです。
空手などの立ち技に比べ、組み合う事が多い柔道経験者に多く見られるのはこの為です。
実際は、何度もぶつかったり擦れた衝撃で、タコのように固くかたまってしまっている人もたくさんいます。
柔道耳にならない為の予防グッズ
耳介血腫にならない為に一番いいのは
耳への衝撃を軽減する事
です。
衝撃を全くなくすのは、柔道や格闘技をやる上では無理ですが、軽減させることはできます。
そんなグッズの紹介をします。
イヤーガード
耳を覆うように保護する
- イヤーガード
を、皆さん見たことある人もいるかもしれません。
アマチュアレスリングの選手がよく付けているあれです。
柔道は武道なので、イヤーガードを付ける事を認めていない道場もあります。
しかし、大会や審査などでの装着はダメでも、普段の稽古では付けてもいい、と言ってくれる道場も増えてきています。
柔道が義務教育の必修化になった事で、予防の為に規則が緩和されてきている気もします。(もちろん大会や審査などの厳粛なルールや決まりがある場合を除いてです。)
ヘッドギア
もう一つは
- ヘッドギア
です。
本来は頭を守るものですが、耳周りも保護されている為、イヤーガードと同じように予防できます。
ヘッドギアは薄めの物から、ボクシングなどで使われるような厚めで硬いものまでありますが、薄めの物でもするのとしないのでは全く違います。
しかし、ヘッドギアのように大袈裟すぎるものをつけている人は、柔道ではあまり見かけません。
予防グッズとしてなら、
耳を保護でき視界も広く取れるイヤーガードの方が最適
だと思います。
普段の稽古時に付けるだけでも、予防になるのでオススメです。
柔道耳の治療となり始めの対策
まずは冷やす
固くなってしまう前の、まだ赤く腫れが続いたり、痛みがあり熱を持っている状態の時の対処法は、
- まずは冷やす事
です。
打撲などと同じ原理で熱を持っている時は、すぐに冷やし熱を取る事が重要になってきます。
あくまで初期段階での処置方法です。
ただし、冷やしたからといって、すぐに治るわけではありません。
また稽古をすれば、当然ダメージはあるので、再び腫れなどの炎症を起こすことは、大いに考えられます。
冷やしても痛みなどが続くようなら早めに
- 整形外科を受診
して下さい。
溜まった血を抜く
この段階では、整形外科での処置として、
内出血で溜まった血を抜く事ができる可能性が高い
のです。
それをしばらく放っておくと、固くなってしまいます。
血は凝固作用がある為、早い処置で血液がサラサラの状態で腫れも小さければ、針で抜くのも大変ではありません。
しかし、放っておいて柔道耳になり固くなると、針がなかなか刺さらなかったり、針を刺しても血が抜けなくなります。
ここまでくると、すでに耳は固く変形して固まってしまった状態です。
タコのように固くなってしまい、変形も治ることはありません。
整形外科での治療を考えるなら
- 定期的に溜まった血を抜いてもらう事
で重度になるのを防げます。
しかし、耳に衝撃を与えないように治るまでの安静期間はあります。
重度になってしまうと治りませんが、形成外科での手術で治すという方もいます。
この場合、治療とはいえ手術になるので血を抜く時より更に安静期間が必要です。
まとめ
柔道は、組み技も寝技もあるので、どうしても100%防ぎ切ることはない難しいです。
しかし
小さなケアや予防対策をこまめにする事で防げる確率は格段に上がります。
男性にも女性にもいえる事ですが、ならないに越したことはありません!
- イヤーガードをつける
- 腫れたら冷やす
- 血が溜まったら抜く
などのケアをして柔道耳を防ぎましょう。
私は、高校で柔道が必修でしたが、やはり耳の事は知っていて気になっていた事だったので、三年間こまめにケアをしていました。
それだけで、全く普通の状態を保つ事ができます。
せっかく柔道をやるのに恐々、気にしながらやるのもつまらないですよね!
しっかりとした知識と予防対策、ケアをしながら思いっきり柔道を楽しみましょう!
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