空手の間合いを制するために意識しておきたいことと必要な知識とは?

武道家におすすめの情報

『間合い』ってナニ?

空手の『間合い』を制するものは試合を制する!?

「間合いを取る」

「間合いを詰める」
といった言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか?

 

「間合い」と聞くとちょっとカッコいい雰囲気がありますが、そもそも間合いとは何なのかを見ていきます!

 

『間合い』というのは、簡単に言うと自分と相手との距離のことを指します。

 

武道の中では、自分、そして相手の攻撃範囲とも言えます。

 

空手や剣道といった武道では、この「間合い」を理解し、見極めることが出来れば、飛躍的に実力アップすると言っても過言ではないです。

 

自分と相手の『間合い』を知るには?

武道で大切な役割を持つ間合いですが、その間合いを知るにはどうしたら良いのでしょうか。

 

まずは自分の間合いを測る方法を見ていきます。

 

自分の間合いを計るのは意外と簡単です。

 

空手の場合は、両手両足に間合いが存在します。

 

突きの間合い

まずは突きの間合い。

 

普段の構えのポーズをとります。

 

そこから

  • 順突き・逆突きをした時に、手が届く範囲が手の間合い

ということになります。

 

足の間合い

そして足の間合い。

 

突きと同様に構えのポーズから

  • 前蹴りや回し蹴りをした時に、足が届く範囲が足の間合い

ということになります。

 

 

相手の間合いを測る

自分の間合いをしっかりと理解するには、壁などに向かって突きや蹴りをして、ギリギリ壁に届かない位置を探します。

 

これによって相手がいなくても自分の間合いを測ることができます。

 

そして難しいのが、相手の間合いです。

 

間合いの長さは十人十色。

 

足の長さや身長だってみんな違います。

 

試合の相手は毎回違い、瞬時に間合いを判断するのは難しいです。

 

そんな相手の間合いを測る方法としては有効なのは、【自分から攻撃を仕掛けること】です!

 

「?」と思う方もいるのではないでしょうか。

 

なぜ自分から攻撃を仕掛けることが有効な手段かというと、
試合の中で自分から軽く攻撃を仕掛け、相手の攻撃(反撃)を誘うことで間合いを測ることができる
からなのです。

 

稽古の時から間合いを意識する

相手にとっても自分は未知の相手で、警戒しています。

 

そんな相手が攻撃を仕掛けてきても、思いっきり手や足を振りぬいて攻撃してくるとは考えにくいです。

 

つまり、こちらがあえて攻撃をして隙を見せることで相手も攻撃しやすくなり、より正確に間合いを測ることができるようになります。

 

そうすることで、相手の間合いだけでなく得意技なども見えてくるかもしれません。

 

とはいえ、1,2回の相手の攻撃で間合いを見極めるのは、一朝一夕でできるようになるものではありません。

 

では、どうすれば間合いの見極めを習得することが出来るようになるのでしょうか。

 

相手の間合いの見極めを習得する一番の近道は、場数を踏むことです。

 

同道場の門下生はもちろん、合同練習などを利用して、積極的に多くの方と試合を行うことで、相手の間合いの見極めに磨きをかけていくことができます。

 

間合いを使った試合の強みは?

これまで述べた間合いを理解できると、試合の勝率がグッと上がっていきます。

 

それは、相手の間合いを見極めれれば、
相手の攻撃をかわす事ができ、相手の攻撃に対するカウンターも決めやすくなります。

 

そして、自分の攻撃の間合いを理解できていれば、
無駄な攻撃を減らし体力の減少や、カウンターを受ける危険性も減らすことができる
からです。

 

つまり、相手の攻撃は受ける確率を減らし、自分の攻撃は当てる確率を増やすことが出来るので、試合での勝率が上がるということです。

 

これは試合の中でかなりの強みとなり、空手をする上で大きく実力差を生みます。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

 

間合いと試合の勝率アップの関係について、分かっていただけたでしょうか?

 

上にも書きましたが、間合いについて理解したり見極めたりするのは一朝一夕ではできません。

 

普段から間合いを意識し、多くの場数を踏み、練習の成果を試し、反省をする。

 

この繰り返しになります。

 

地道ですが、実力を大きく飛躍させることが出来るので、今後の練習時に意識して実践してみてはどうでしょうか。

 

間合いに関する動画

 

 

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