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すり上げ技で大事な要素となる脱力
何年も稽古していると、いろいろな稽古方法を試していました。
その中で大事にしていたのは、
「試合で闘うための稽古している」
意識を忘れないことです。
ほぼ毎日のように稽古していると、
「稽古をするための稽古」
とでもいうのでしょうか。
「試合で勝つための稽古」
をしているという気概を忘れてしまって、だらけた稽古をしてしまうことがあります。
人それぞれ、剣道をする理由は違うとは思いますが、試合をするならば稽古は
「試合で闘って勝つ」
ための稽古をすべきだと思っているので、身体を動かせばいいや、という程度の稽古はしないように気をつけています。
連続技とすり上げ技が得意に
そして私は長く剣道を続けている中で、
- 小手からの面打ちの連続技
- すりあげ技
が得意となっていきました。
当然、さまざまな技を使いますが、この二つの技を使う頻度は高いです。
理由は、まず小手からの面打ちは、基本中の基本のような連続技で、たくさん練習したからです。
それと、単純に
- 小手打ちは最短で打てる場所
- そこからの面打ちも小手から最短で打てる場所
であるために、最速で打てるというのが最大の理由です。
相手に隙ができて、身体が勝手に動くときがあります(試合中はほぼそのような感じです)が、そんな時は、最速最短で打てるところに打ち込むものです。
それは主に、小手や面であることが私には多かったです。
すり上げ技で重要なこと
次にすりあげ技ですが、
この技は力が抜けているかがわかる技
だと私は思っています。
普通は、返し技や打ち落とし技を使う頻度が多いかと思いますが、こういった技は自然と力んでしまいます。
少なくても私はそうです。
基本的に、
技は力が抜けていたほうが、速いし予備動作も無くなってくるために脱力は大事な要素
になります。
すりあげ技は、力が抜けていないとすりあげることが難しいために、この技が上手く出来れば、それなりに脱力が出来ていることになります。
私は、武術的なものに憧れを抱いていたこともあり、力を抜いて、スッとさばくような技を研究していて、このすりあげ技が上達しました。
技の練習は、
いかにその技に興味を持って取り組むか
が上達の早道だと思います。
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