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フルコンタクト空手の普段の練習で気をつけるポイント
試合は、その日々の練習で、如何に自分が鍛えられたのかを「試し合う」場所と言われます。
私もその通りだと思いますが、やはり試合に臨む以上は勝ちたいですよね!
ここでは、自分の経験と知識を織り交ぜながら、少しでも役に立つことを書いていきたいと思います!
準備体操・柔軟運動〜股関節と指の関節は重点的に〜
フルコンタクトは、とにかくケガをしないようにしなければいけません。
準備体操は怠らないようにしましょう。
各部関節と筋肉をほぐし、伸ばし、温めます。
- 股関節周りの柔軟
は、特にしっかりやりましょう。
股関節周りをほぐしておくと蹴りやステップがスムーズに行なえます。
試合に臨むには、まず練習で自信をつけるのが重要です。
練習で良い蹴りを繰り出すには、まずこの準備運動がしっかりとできていないと、上段回し蹴りなどがスムーズに出せなくなります。
また、
- 手足の指の関節
もしっかり動かしておきましょう。
手足の指の関節は、ミット打ちや組手では手足を痛めやすいです。
トレーニング〜足腰が大事!〜
経験者は十も承知かと思いますが、蹴りだけでなく、突きなどあらゆることが、体幹をフルに使うものです。
インナーマッスルを鍛えましょう。
また、試合はとにかく足を止めないことが勝利へのカギとなります。
- 試合時間フルに動けるスタミナを付ける
ことが重要です。
試合時間フルに動けるスタミナを持っている選手は少なく、それだけで、かなり有利に試合を進められます。
判定などになると、時間切れ30秒前からの攻防が大きく評価されます。
そこでラッシュを掛けられるスタミナがあれば、勝率はかなり高まります。
ランニングや縄跳び、スクワットなどを積極的に取り入れましょう。
腕立てをする場合は、拳を地面につける腕立て、「拳立て」をやってみましょう。
コンタクトする人差し指と中指の付け根が当たるようにします。
最初はかなり痛いですが、フルコンタクトは拳をバシバシ当てるもの、痛みに慣れましょう!
基本稽古〜正しいフォームを素速く〜
何事も基本が大事と言いますが、フルコンタクトの空手も例外ではありません。
その場で構えて空突き、空蹴りをする基本稽古を大事にしましょう。
試合に向けて、各種突き(ジャブ、ストレート、ブロー、アッパー)を上段中段に、また蹴りはミドルとハイを左右で練習します。
- 膝蹴り
の練習もしましょう。
試合では、非常に役に立ちます。
基本稽古は、力をなるべく抜いて素速く正確なフォームで、突きや蹴りを繰り出せるよう意識しましょう。
試合中は考える暇はほぼありませんから、いかに基本の型を身体に染み込ませておくかが大事です。
膝蹴りのおすすめ動画
ミット打ち〜間合いを確かめる〜
フルコンタクトの場合は、なるべく大きなミットを使います。
イメージとしては、縦80cm横40cm程の、両手でがっちりつかんで持つビッグミットです。
まずは、自分の体格に合った間合いを確かめます。
間合いが正しければ、大きな威力の突きや蹴り、でミットを打つ手ごたえを確かに感じられます。
逆に間合いが長すぎると、指先がかすったり、短すぎると中途半端な威力しか出せません。
- 自分の間合いを知る
ことで、無駄な攻撃をすることがなくなります。
基本稽古と違って、ここはフルパワーで行います。
実際に相手を攻撃するイメージをしながら練習しましょう。
ミット打ちは一人ではできませんが、交代で相手のフォームを見るのと、打たれる感覚を味わうのも大事な練習です。
組手〜冷静に相手をよく見て〜
実際に相手と向き合って、試合とほぼ同じ環境で練習します。
しかしあくまでも練習なので、それまで練習したことを試したり意識したり、戦略を立てながら相手と向き合いましょう。
防具は、試合のルールによって、つけたり外したりして良いですが、フルコンタクトの空手をやってると実感するのですが、人間の身体って意外と丈夫です。
相手の攻撃は、数センチズレるだけで、威力は半減
します。
その感覚をつかむためにも、ケガに注意しながら
サポーターなどは、できるだけ外して
おきましょう。
試合では、かなり痛い攻撃を受けることもあるので、慣れてないとたじろいでしまい、不利になりますから、練習で痛みを経験しておくのも大事です。
練習が終わったら、しっかり身体をケアしましょう。
筋肉を伸ばしたり打たれたところを冷やしたり、次の練習に備えます。
試合では冷静になる事が重要
さてここからは試合の話です。
試合当日は糖分を多めにとって、準備運動をしっかりして、無理のない程度に筋トレなどで筋肉を起こしてあげます。
相手と向き合うときは、あまり喧嘩腰にならず、むしろしっかりと礼やあいさつをします。
心の余裕が生まれて、練習の成果が存分に発揮できるようになります。
膝蹴りを上手に使う
まず、人間は試合などの戦いになると興奮します。
そこに下手に攻撃を加えると、逆にアドレナリンが出て、相手を奮い立たせてしまいます。
特に胸部や腹部、頭部への攻撃はこれに当てはまります。
では、どうすればいいか?
脚を狙いローキックで太ももを狙います。
ローキックはガードしづらく、脚を攻撃されると動きが鈍るので、試合では非常に有効です。
また、基本のときに練習しておきましょうと述べた
- 膝蹴りを相手の膝の少し上に当てる
とこれがまた効きます。
膝をポンと当てるだけなので読みづらいです。
脚を攻撃して、相手の動きが鈍ってきたら、こちらの好きなように間合いを取れます。
適格な間合いから威力の高い攻撃を浴びせましょう。
脚に意識を集めておけば、ハイキックが入りやすいです。
ハイキックはうまく決まればKOを取れるほど強力です。
終盤に相手の息が切れて来たら、腹筋に力が入りづらくなるのでボディも狙い目です。
相手の呼吸を見ながら、
- 息を吐き切った後の吸う瞬間
が、相手にダメージを与えやすい時です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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