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他の道場への出稽古の時に気をつけたい3つのポイント
しかし
「井の中の蛙大海を知らず」
という言葉もある通り、剣士としてのキャリアアップを図るのであれば、
- 同じ地域であっても違う道場に通う
- どこか違う町の道場へ遠征をしてみる
なども必要なのではないでしょうか。
これを通称「出稽古」というのですが、やはり「トコロ変わればなんとやら」で、道場や剣道連盟、地域によって細かく稽古の運用というものは異なります。
そこで、今回は他の道場へ出稽古をする際に気をつけたいポイントを2つご紹介していきます。
まずアポイントと許可を取ろう
最初のポイントとして、まずはその稽古に参加したい
- 剣道連盟
- 道場
に対してアポイントと許可を取ることが必要です。
通常、遠征稽古の場合は大きく二つの参加タイプがあります。
剣道連盟が主催
一つは随時、他の道場や一般の方からの参加を受け付けているという、比較的パブリックな稽古に出稽古として参加するタイプです。
これは、主に地域を統括する
- 剣道連盟がその主催
となって行っているものがほとんどです。
こちらについては、現在所属している道場から案内があれば、既に
「この道場からはその稽古に出稽古しても良い」
という話が通っていることになります。
特段の許可などは必要なく、そのままダイレクトに稽古に参加することが可能です。
道場が個別主催
もう一つのタイプは先程のパブリックな稽古ではなく、いわゆる
- 道場が個別に行っているようなクロースドな稽古
への参加(出稽古というよりはゲスト参加)という方法です。
こちらの場合については、パブリックな剣道連盟など主催の稽古とは異なり、道場に対して所属している人間が、会費などを払って稽古をつけてもらっていることがほとんどです。
いきなりポンポンと参加していくわけにはいきません。
必ず現在所属している道場の事務局を通して、
- 相手方の道場の事務局
- 指導者の先生
にお伺いを立て
「この日の稽古に参加しても良い」
という許可をいただくことが礼儀として必要です。
というより、そもそもこの許可がなければ完全なる門外漢ですから、道場に入ることができたとしても、稽古に参加できるかどうかは保証されません。
必ず、上記の手続きを踏んで、相手方の道場にお邪魔して稽古をさせていただくことについて、許可をいただくようにしましょう。
ちなみに、その道場の所属でない人間が許可なく、そしてたれネームを外して稽古に参加するのは、多くの地域でマナー違反とされていますので絶対に避けるようにしましょう。
水分補給のルールは特に確認しよう
そして、パブリックな稽古であれクローズドの稽古であれ、初めての出稽古にデビューができた時点で、もう一つ確認しておきたいことがあります。
それが
- 「水分補給のルール」
です。
最近は東北以北の北海道などの涼しい地方を除いて、水分補給を禁じているような道場はほとんど無いはずです。
もし、昔ながらの考え方をお持ちの指導者の先生がいらっしゃる道場で、水分補給を禁じられているという場合は、ルール上、あなたがその稽古に出稽古として参加している以上は、水分補給を稽古中に行うことはできないと思った方が賢明です。
もしもそれで健康的なリスクを感じるのであれば、出稽古を行う道場を考えたほうが良いでしょう。
時間の感覚についても確認しよう
そして、時間厳守の道場もあれば、
- 終了時間が延びる道場もある
ということを知っておかなければなりません。
こればかりは、道場に何回も通って稽古に参加しなければわからない部分です。
しかし、やはり出稽古ということは、それだけいつもと違う移動手段を使うことにもなりますので、終了時間については確実に確認しておくと良いでしょう。
特に40代から50代くらいの比較的お若い指導者の場合は、時間管理もしっかりしていることが多いです。
終了時間が仮に19時30分の場合は19時15分頃には稽古の「ヤメ」をかけ、面を外して整理運動などに入り、そして30分には完全に稽古が終了しているというスケジューリングをされているケースがほとんどです。
反面、特にご高齢の指導者の先生の場合は、上記の流れで行くとついつい指導に熱が入り19時45分に稽古の「ヤメ」、20時に完全終了という30分オーバーというケースも往々にしてあります。
こうなるとその後の行動計画にも支障が出ますので、やはり時間厳守の道場なのか、終了時間が延びることを前提とした道場なのかについて、確認をしておくと良いでしょう。
まとめ
今回は他の道場にお邪魔して稽古をつけていただく
「出稽古」
という方法について、そのマナーや許可の取り方、確認しておきたいポイントについてご紹介をいたしました。
出稽古は剣道のスキルアップはもちろん、人脈形成にも非常に有効な手段です。
これらのポイントに気をつけて、積極的に出るようにすると良いのではないでしょうか。
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