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素振りは稽古の基本!そのメリットは?
流派や上達具合に関わらず、稽古中に一切素振りを行うことが無いという剣士は恐らく存在しないはずです。
地味な練習に思えるかもしれませんが、素振りは剣士にとって必要な技術を養うのに、効果的な練習法だといえるでしょう。
素振りをしっかりと行うことで、試合のときにも素早く打ち込むための基本が養われます。
剣道の勝敗はコンマ数秒でついてしまいますから、頭で考えてから攻撃にうつるのでは遅すぎます。
相手の隙をついて一瞬で勝負を決めるためには、膨大な素振り練習によって培われた「瞬発力」が必要不可欠なのです。
また、素振りを行うことは「筋トレ」としての効果も発揮します。
竹刀を振り下ろす動作を日常生活で行うことはまずありませんので、素振りで鍛えておかなければ力強い打ち込みはできないでしょう。
剣道で使う手首や腕まわりの筋肉は、通常の筋トレだけでは鍛えにくいものですが、素振りならこれらの筋肉を効率よく鍛えることが可能です。
適切な素振りの回数とは?
ここまでは素振りを行う上でのメリットを解説してきましたが、ここからは更に実践的なお話をしていきたいと思います。
素振りの方法を見直して、剣士としての自力を上げたいという方のなかには、「素振りは何回くらいやるのがベストなの?」という疑問を抱いている方も、多いのではないでしょうか。
まず頭に入れておいてほしいのは、「素振りの回数は実力によって違う」ということです。
1日100回くらいがベストだ!と考えている方もいますし、1日1000本はやらないと強くなれない!と言う方もいます。
しかしどちらが間違いということではなく、それぞれが自分に合った素振りの回数を見つけることが、何よりも重要だといえるのです。
あくまで目安ですが、初心者なら1日100回を目安に素振りすると良いでしょう。
おそらく始めたては1日50回くらいやった時点で、腕を上げるのも大変になってくると思いますが、続けているうちに筋肉がついて、100回くらいは楽々できるようになるはずです。
また、ほんの数日で手の皮がボロボロに剥けてくると思いますが、素振りを続けるほど手の皮は厚くなっていくので、心配しなくても大丈夫です。
1日100回を楽々こなせるようになったら、1日500回の素振りを目標に頑張ってみましょう。
素振り500回も難なくクリアできるようになってきたころには、剣士として恥じることのない筋力や基礎が身についているはずです。
500回でも物足りないと感じるようなら、1日1000回くらいまでは回数を増やしてみてもよいでしょう。
具体的な回数は自分のレベルに合わせて調節し、無理をしないようにするということも素振りのポイントのひとつですよ。
素振りをやりすぎると逆効果になることも
素振りは大変効率的な練習法ですが、やりすぎは禁物です。
「やればやるほど良い」と思っている方がいるかもしれませんが、素振りしすぎたことが逆効果になってしまうケースもあります。
例えば、
- 素振りのやりすぎが原因で怪我をする
というのが最も懸念される部分です。
筋肉は負荷を与えるほどに成長していくものですが、負荷を与えすぎて限界を超えると肉離れなどの故障を起こします。
スポーツによる筋肉の怪我はクセになりやすいので、「素振りが原因で剣道を引退」なんて本末転倒な結果に繋がる恐れもあるのです。
また、過度な素振りで腕が疲れてくると、どうしても利き手に頼ってしまうのも問題です。
利き手打ちがクセになると、常に片手にだけ無駄な力が入るようになり、隙の多い打ち込みしかできなくなってしまいます。
こうしたデメリットを抑えるために、素振りは無理のない回数の範囲内で行うようにしましょう。
上級者になると1日1000回の素振りを行うこともザラですが、初心者がいきなり何百回何千回という素振りを行うのは危険です。
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