武道家におすすめの情報
剣道の構えの土台である腰とその周りの筋肉を鍛える方法
「足で打たない。腰で打て!」
これは嫌になるほど聞く言葉です。
ですが、剣道を行うにあたり、しっかり腰の入った打突を決めるにはとても重要な事です。
丹田にしっかり力を入れて竹刀を振る。
私は、審査合格までそのことが理解できているようで、できていませんでした。
特に防具を着用し、竹刀を持ち蹲踞の状態からゆっくり立ち上がります。
その時、私は真っ直ぐと綺麗に立つことができませんでした。
ゆっくりと意識してやっても、前傾姿勢気味に良くなっていました。
剣道倶楽部のI先生から、
「君は何故蹲踞の状態からしっかり綺麗に立てないか解かるか?」
と突然質問されました。
私は防具の重さや下半身の力等が原因だと話しました。
「相手に攻め負けない為に構えのね、源になるのが体幹だよ。体幹が大事。立ち上がって前傾になってるってことは、体幹を支える腹筋や背筋、下半身の筋肉が弱いか不足してるかだよ。体幹はこれからの昇段審査や剣道人生で年をとっても重要になる。今からしっかり筋肉鍛える方法教えるからやってみて。」
と、I先生に言われました。
腹筋と背筋を鍛える
私は筋トレとか嫌いではありませんでしたが、最小限しかしてなかったし、後は剣道の日々の稽古で力が付くだろう、十分だろうと勘違いしてました。
でも、今までやれてこれたのは若かったからという事と、その時の知識と経験という名の貯金の財産がありやってこれました。
昇段が進むほど、質の高さを求められていくのは薄々わかってました。
私は、先生に従い構えの土台である腰と周りの筋肉を強化することを決意しました。
まずは、腹筋と背筋を毎日欠かさず鍛えやりました。
10回や20回じゃなくて、最初はゆっくりと50回。
それが終わったら、今度はスピードを上げて100回やりました。
素早くやるよりも、ゆっくりやる方がお腹と背中に結構効きました。
少し動くだけで汗が掻いて大変でしたが、毎日少しでも時間を作ってやりました。
50〜100回できない時は、最低でも30回〜50回と鈍らせない様にしました。
スクワットで下半身の筋肉の強化
次にやったことは、意識しながらのスクワットを行いました。
肩幅くらいに足を開きます。
そこから腰に手を当てます。
急いでやると腰にダメージが来ますので、とにかくゆっくりです。
ゆっくりと腰を落とします。
この時のポイントは、決して膝を前に出さないことです。
腰が落ちたこの状態をキープします。
落としただけで、足、腰、体幹に負荷が掛かりハードできついです。
ですが、このスクワットは鍛えられる部分が多く、自分の為のリターンが後からわかりますが、非常に有効なトレーニングです。
スクワットが太腿の大腿四頭筋と、お尻の大殿筋等が部分的に鍛えられます。
特に大腿四頭筋は、蹲踞で腰を落とす時に働く大事な筋肉の部位です。
大殿筋はそれらを補い体のバランス、体幹の安定に欠かせないのです。
そのセットを20回×2回やります。
終わるとどっと汗が噴き出ていて止まりません。
更に、竹刀をもってスクワットの感覚の状態からゆっくり蹲踞します。
蹲踞は足の開く幅が非常に狭くて限定されます。
正直やりにくいです。
ですが、難易度が高いですが、これがスムーズに上手くできると姿勢の良さと、体幹が更にレベルアップするのです。
構えが安定する
これらの3点を必死で毎日半年近く行いました。
学生の時以上の稽古できつくて苦しかったです。
酷い時は朝起きたら腿がパンパンで、痛くてなかなか起き上がれなかった時もありました。
しかし、その筋肉強化のお陰か、蹲踞からの立つ動作で前傾にならなくなりました。
それどころか、丹田の辺りがぶれないというか、安定し何か腹に入っているかのような感覚でぶれなくなりました。
稽古でも体当たりされるとバランスが崩れたり、壁まで飛ばされ背中を壁に打ち付けるという事が多々ありましたが、それが全くなくなりました。
飛び込んでの面打ちも、安定して放てるようになりました。
「それでいいんだよ。これで君の体幹が強くなった。続ければきっといい成果がでる。」
このおかげで市の剣道市民大会で準優勝でき、その後の数回落ちた昇段審査にも合格できました。
土台と周りの筋肉を鍛えることは簡単でないです。
だけど、きつさを乗り越えた先には今までと違う自分がいます。
剣士として必要な物がいつの間にか体に染みつき、身についているはずです。
剣道に必要な筋肉が自然につき、極められます。
一度試してみてください。
慣れてできるようになれば変わります。
速くやりすぎて腰や足を痛めない様に…。
競争ではない。
数をこなせばいいというものでもないので、自分のペースで取り組んでください。
剣道で上達する方法
剣道で上達するには、それに必要な知識を学んでおく事が重要です。知識がない状態で先生に指導を受けても、理解が深まりません。
逆に知識を持っていることで、理解が深まり、上達の速度は上がっていくでしょう。
こちらの無料メールマガジンでは、剣道に必要な情報などを配信しております。
ぜひ、ご登録ください。
剣道で上達していくには
- 一流の人がどのような練習や考え方をしているのか?
- 一流の指導者がどこをポイントとして指導しているのか?
それらを知ることができる、おすすめのDVDがこちらです。
ぜひご覧ください。
- 試合で結果を出せるようになる
- 理想的な剣道ができる
- 大人になって始めた人でも上達でき、試合で勝てる
- 高段者に「動きが良くなった」と認められる
- 子供が部活で大活躍でき、試合でも勝てる
- 子供に効果的な指導ができ、試合で勝たせてあげられる
- ライバルに勝てるようになる
- 手と足が一致するようになる
- かたい動きがスムーズな動きになる
- チャンスをものにできる動きが習得できる
- 合理的な動きが自然にできるようになる
- 運動神経が良くない少年剣士でも試合で勝てる稽古法とは?
- 子供剣士にありがちな、継足が歩み足になってしまう癖の矯正方法とは?
- 鍔迫り合いで相手に圧倒されて何もできない小学生が見落としている基本とは?
- 小中学生剣士が理解しにくい一足一刀と二足一刀の違いの教え方とは?
- 鍔迫りからの引き技でいつも一本勝ちできる小学生がやっている稽古法とは?
- いつも相手が打ってくるのを待って出ばな小手を打とうとする悪癖解決策とは?
剣道の竹刀を安く買えるお店
剣道で最もお金を使うものといえば、竹刀ではないでしょうか?確かに防具も価格の高いものにはなります。
しかし、竹刀は頻繁に割れたり、ささくれができたりして、剣道をしている間何度も何度も買い替える必要があります。
そこでおすすめなのが、ネット通販で購入することです。
仕組みの竹刀でも、店舗の竹のみを買うよりも安く購入することができます。
また、実践型や胴張り型などの竹刀の種類も豊富で、安く買うことができます。
ぜひご覧ください。
剣道おすすめラインスタンプ
剣道をしている人におすすめのラインスタンプです。剣道大会の結果報告に使えるスタンプ
日常で使える剣道イラストスタンプ
関連ページ
- 剣道の試合で勝つためのトレーニング・素振り・防御の方法とは?
- 剣道の試合では、様々な技術や体力が必要になります。そこで剣道で必要になってくる体力の向上や下半身の鍛え方、素振りの仕方、防御の仕方などを紹介いたします。
- 剣道に必要なスタミナを高負荷短時間のインターバルトレーニングで身につける
- 剣道の試合に勝つ上で非常に重要なのがスタミナです。どんなに強い技を身につけたところでスタミナ切れになってしまえば有効な一撃を放つことなどできません。剣道の試合で有効なスタミナをつけるには長距離を走るより高負荷短時間のインターバルトレーニングがおすすめです。
- 試合前には普段の基礎的な稽古に加えて勝つための実践的な稽古が重要
- 基本的な動作を復習して正確な太刀筋や打突部位を身体に覚えさせるのも重要ですが、試合時間である5分間(中学生くらいまでは3分間)という時間の感覚や、場外反則を防ぐ「足さばき」などの試合を想定した地稽古や互角稽古などに代表される、「より実際の試合に近い形式」で行われるものを取り入れる事が重要です。
- 剣道初心者への剣道上達アドバイス
- 剣道初心者にとって、剣道で上手くなるコツを掴むのは難しいことです。そこで、剣道経験者からのアドバイスを紹介いたします。・上手な人と稽古し動きを録画しておくこと・剣道の上達は素振りです・道場での稽古だけが上達の条件ではない・受け技の練習をしておく・精神を鍛える事で剣道は強くなれる・試合をたくさん経験することで集中力がついてくる・足腰の重要さを紹介します。
- 剣道の素振りは【目的】を設定すると効果的!そのメカニズムとは?
- 剣道の稽古において最も基本であり、重要な要素を占めているのが素振りです。この素振り、「目的」を設定することで、より効果的に剣道における力をつけることができます。筋力アップの素振り・実践向けの素振りなどの意味を持ったものにすることで、剣道の技術を向上させることができるでしょう。試合に勝ちたいのであれば、このような素振りをすることで勝率は上がっていくでしょう。
- 試合に勝つなら掛かり稽古を大切にしよう
- 剣士たるもの、やはりたびたび行われる試合には勝ちたい、と思うのが常ではないでしょうか。特に剣道初心者の内はその試合に勝つために日々様々なきつい稽古に耐えている方も多いでしょうし、今のあなたのように試合に勝つための方法をインターネットで勉強している方もいらっしゃることでしょう。今回は剣道の試合に勝つためのヒントとして、かかり稽古を大切にしよう、というテーマでお送りしていきます。
- 剣道の素振りは何回くらい行うのがベストか
- 剣道の稽古のなかで、基本中の基本と言えるのが「素振り」ではないでしょうか。流派や上達具合に関わらず、稽古中に一切素振りを行うことが無いという剣士は恐らく存在しないはずです。地味な練習に思えるかもしれませんが、素振りは剣士にとって必要な技術を養うのに効果的な練習法だといえるでしょう。素振りをしっかりと行うことで、試合のときにも素早く打ち込むための基本が養われます。相手の隙をついて一瞬で勝負を決めるためには、膨大な素振り練習によって培われた「瞬発力」が必要不可欠なのです。
- 剣道で素振りをするときにオススメの道具
- 剣士にとって必要不可欠な練習である素振りですが、皆さんは普段どのような道具を使って素振りを行っていますか?きっと、普段の練習や試合でも用いる通常の「竹刀」を使って素振りをしているという方が多いのではないでしょうか。通常の竹刀を使った素振りは、実際の試合勘を養ったり、竹刀の扱い方を修得するのに最適です。しかし、さらなる上達を求める方には「素振り専用の道具」を使った練習もオススメです。今回は、市販されている素振り用の道具のなかでも特に人気の高い4種類をご紹介していきたいと思います。
- 剣道で必要な手首を強化するリストハンマーを使った筋トレ方法とは?
- 剣道で打突を速くするためには、腕の振りだけでは速くなりません。 手首のスナップが重要になります。 手首の力が強くなることで 小さな動きで打突ができて相手に動きを悟られにくい 竹刀を自由自在に動かせて応じ技を出しやすい 打ちが強くなって技が決まりやすい 打ちが伸びて相手に技を抜かれにくい など、これ以外にもたくさんのメリットがあります。 それだけ重要な手首の力ですが、どのように鍛えればいいのでしょうか?