剣道で必要な上半身の筋肉をつける切り返し

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剣道で必要な上半身の筋肉をつける切り返し

先日、ある中学校の剣道の練習を見る機会がありました。

 

その中学校は、団体や個人で、全国大会優勝や入賞をしている強い学校です。

 

その学校の稽古は、面や小手を着けずに1時間もさまざまな稽古をしています。

 

スピードをつけるような稽古だったり、体力をつけるような稽古だったりします。

 

その中の一つを紹介いたします。

 

よく、割れた竹刀を何本も束ねて、素振り用の竹刀を作っている人は多いと思います。

 

自作の素振り用竹刀 自作の素振り用竹刀

 

竹刀数本分の重さになりますので、これで素振りをすると、竹刀を振るときに必要な筋肉がつきます。

 

しかし、実際は、筋肉をつけようと思ったときに、この竹刀で、長々と時間を掛けて素振りをしても、そう筋肉はつきません。

 

瞬発的に爆発的な力を発揮する、大きな筋肉を発達させようと思ったら、45秒以内に、筋肉が限界を迎えるような負荷を掛けてあげることが、効率よく筋肉をつける方法です。

 

そのためには、どうすればいいのか?

 

その中学校では、その理想的な方法を、稽古に取り入れていました。

 

大きな負荷をかけた切り返し

自作の素振り用竹刀

2人1組になり、この素振り用の竹刀で、体育館の端から端まで、目一杯の速さで、前に進みながら端まで行って、後ろに下がりながら端までの切り返しを1往復します。

 

重たい素振り用の竹刀ですので、当然切り返しに必要な上半身の筋肉は限界を迎えるようになります。

 

また、この束ねた竹刀は、柄の部分も太くなって握りにくく、しっかりと握っていないと速く振れないため、握力も同時に鍛えられます。

 

1往復終えた中学生は、息が上がっていましたが、そこからさらに追い込んでいきます。

 

今度は、普通の竹刀に持ち替えて、同じように目一杯の速さで切り返しを1往復します。

 

これは、ウエイトトレーニングで、筋肉を限界まで追い込むテクニックにもあります。

 

重たいウエイトでトレーニングして、限界を迎えたら、すぐに軽いウエイトに持ち替えて限界までトレーニングすることで、筋肉を本当の限界まで追い込むことができます。

 

そうすることで、筋肉は効率よく早く発達していきます。

 

剣道で使う筋肉は、剣道の動作で作るのが一番です。

 

しかし、筋肉を発達させる45秒以内に限界を迎える稽古というのは、普通の稽古ではできません。

 

このように、普段かからないような負荷を掛け、剣道の動作に取り入れることで、必要な筋肉がしっかりと付くことになりますね。

 

強い選手というのは、さまざまな工夫をしていますね。

 

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