武道家におすすめの情報
引き技を決める上で重要な鍔迫り合い
- 引き胴
- 引き小手
- 引き面
があります。
引き技には、すべてに言えることですが、つばぜり合いの中でどれだけ相手の態勢を崩したり、相手のスキを作り出すことが重要となってきます。
方法としては
- 相手に気づかれないように後ろに下がり間合いを作る
- 相手より力が強いのなら押し込んで態勢を崩しに行く
- 反対にこちらのほうが小柄な場合などは相手の力をいなしたりする
ことで、引き技を繰り出しやすい状況を作りましょう。
引き技を打った後の動作
実際にやってもらえればわかると思いますが、前進するよりも後退するほうがスピードが遅いです。
もしも、引き技をした場合に、その攻撃がかわされてしまうと、相手が前進してきて、反対に自分が一本をもらってしまう危険があります。
そういった事態を防ぐために、普段から後ろに素早く下がる練習を行う必要があります。
さらに、相手が引き技の後に、こちらを追い込んでくることを考えて、
- まっすぐ下がるのではなく、自分からみて少し右側にさがる
ようにしましょう。
この練習を繰り返し行い、自然に右側に下がる癖をつけることも、大事なことになってきます。
場外反則にも注意する
引き技をかける場所には注意しましょう。
試合会場の外に出てしまうと場外反則をとられてしまうので、試合会場の外に出ないように、会場の広さを把握し、引き技をかける場所を考えるようにしましょう。
引き技の注意点
引き胴、引き小手、引き面それぞれの気を付ける点を挙げていこうと思います。
引き胴
引き胴の注意点は、引き胴は打った直後にスキが大きく、面や小手が相手から打ちやすい状態となっています。
これを防ぐために、打った後には素早く後ろに下がり、構えを取り直すことが大事です。
引き小手
引き小手では、胴や面に比べて、打つ場所が自分の近くにあるため、やや大きく間合いをとることが大事となってきます。
引き面
引き面を打った際に、相手に当たらなかった場合などに、相手が素早く追い込んでくると追い込まれやすくなります。
引き面を打った際には、相手が避け追い込んでくることを想定し、素早く下がるように意識しましょう。
引き技というのはその名前の通り、引いて打つので、もしも外れてしまえば相手が前進してきてしまいます。
引き技を試合で使おうと考えているのなら、
- 下がりながら確実に狙ったところに打つ技術
- 外れてしまった際に、相手に打たれないように、素早く次の行動に移す足さばきと意識
を身に着けることが重要です。
しかし、毎日の鍛錬の中でこれらを身に着けることができれば、大きな武器になるでしょう。
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