武道家におすすめの情報
突きに必要な筋力を鍛え、下半身のステップワークでスピードを上げる
- 全力を込めた必殺の一撃
だけでなく、
- 相手の体力を奪う細かい攻撃
- フェイント
まで様々な活用法がある突き技を極めれば、試合を有利に進められるようになります。
フルコン空手の場合、素手のこぶしで相手を突ます。
中途半端な攻撃をしてしまうと、ダメージを耐えるどころか、大切なこぶしを痛めてしまいかねません。
十分トレーニングを積んだうえで、正しい技術を身に着けることが勝利への近道です。
まずは基礎からしっかりと固めていきましょう。
突き技に必要な筋力
突き技の威力を支えるのは筋力です。
筋力といっても、重要なのは腕力だけではありません。
正しい突きは
- 肩
- 背中
- 胸周り
の筋力を使って腕全体で放つものです。
トレーニングでは
- 広背筋
- 大胸筋
- 三角筋
などの筋力強化に力を入れてください。
背中や胸周りの筋力をしっかり鍛えておくと、肩を支える土台が形成され、突きを放つときに肩からしっかりと突き出す形で、攻撃することができます。
筋力が不十分だと肩より先に突きを放つ形になってしまい、十分な威力を乗せることができません。
不十分な突きでは拳を痛めてしまいますし、筋力が足りなければ、肩関節や筋にダメージが返ってきてしまいます。
突きを強化したいなら、まず土台となる筋力をしっかり鍛えることから始めてください。
突きを相手に当てるためには?
試合で突きを放つ際に最も重要なのは、相手に確実にヒットさせることです。
どんなに威力の高い突きであって、も相手に当てることができなければ意味がありません。
突きを空振りさせてしまうと、ヒットさせた時よりも大振りになる分だけ、余計にスタミナを消費してしまいます。
無駄な体力を消耗せず、確実に相手にダメージを与えるためにも、突きを当てることを第一に考えましょう。
突きのスピードを上げるには?
突きをヒットさせるにはスピードが大切です。
突きのスピードは、筋力によって決まりますが、試合でさらに素早い突きを放つためには
- 下半身のステップワーク
が大きく影響します。
- 前進しながら放つ突き
- 後退しながら放つ突き
では、当然前進しながらの方が、素早い攻撃になります。
試合の中で十分な体制で突きを放てるチャンスは、それほど多くありません。
ステップを活用することで、自分優位な位置関係を作り出すチャンスも増えます。
相手の集中を乱す効果も生まれます。
やみくもに突きを放つのではなく、最大限の攻撃力を乗せられるチャンスを、ステップで作り出すことがポイントです。
突きの攻撃パターンを増やす
どんなに強力な突きでも、相手に何度も見せてしまえば、パターンを読まれてしまいます。
相手に攻撃を読まれないような突きを放ちましょう。
- 左右や上下に打ち分けたり
- 死角を狙ったり
- 間合いの距離を変える
のも有効な方法です。
一つの突きだけで勝ち進めるほどフルコン空手は甘くありません。
- 軽くても素早い突き
- 重いが間合いの短い突き
- 強力だがスキが大きい突き
など様々な突きを、自由自在に操れるようになれば、戦術の幅が大きく広がります。
試合で勝つ上で重要な突き技を使いこなすには?
フルコンタクト空手での試合においては、突き技が基本の攻撃方法になります。
当然足技などもありますが、それは突き技との組み合わせで行うものです。
突き技をどう使っていくかが、試合に勝つ上では重要になるかと思います。
拳を鍛えるメリット
- 「拳を鍛えること」
です。
当たり前な話なのですが、突き技が基本なので、試合では多用することになります。
いざ自分で突いてみるとわかるものですが、人は全力で突くことを躊躇しがちです。
おそらく、本能的に拳を痛めると思うからなのでしょう。
突き技を多用するには、コツがいります。
そのため日頃から
- 拳を鍛えることを怠らない
ようにしておく必要があります。
拳を鍛えて痛みに慣れておけば、全力で突くことに抵抗がなくなっていきます。
多用することが可能になるので、鍛練は欠かさず行いましょう。
普段の体のお手入れが大切
それと、同時にやっておくべき大事なことがあります。
それは拳に限らずですが、
- 稽古後のケア
です。
使った分は当然、拳は傷んでいますので、
アイシングや腕まわりのストレッチなどのケア
は欠かさず行うことです。
意外とこの点は疎かになりがちなのですが、いざ試合のときに怪我をして、痛めている人が結構いるものです。
自分の全力を出し切れないのは、絶対に悔いが残るので、日頃の手入れは欠かさず行うべきです。
それも稽古の一環だと認識しておきましょう。
左右同じように使えるようにする
そして、実際に試合で使っていくわけですが、突き技を効果的に使うには
- 左右の突きを同じように使える
ようにしておくことです。
人は利き腕があり、構えも左半身か、右半身かほぼ決まっているために、突くパターンがかなり固定されがちです。
稽古のときから、左半身でも、右半身からでも、同じように威力のある突きが出せるようになると、相手にとってはやりにくくなります。
そのため、試合を優位に運べる一因になると思われます。
そして左右対称に稽古する意味がもう一つあります。
左右の筋肉を整える
それは怪我のリスクを下げることです。
同じ半身の構えからの練習だけだと、どうしても同じ筋肉を使い続けることになってしまいます。
その結果、
左右アンバランスな筋肉がついてしまい、それが怪我の原因
になることもありえます。
コンタクトスポーツとして、怪我のリスクを常に抱えているので、できるだけ余計な怪我の原因を排除するためにも、左右対称の稽古をすることをお勧めします。
それが結果的に試合でも役に立つことになります。
突き技の稽古は「使用すること」にフォーカスしがちですが
- 「ケアすること」も同時に行っていく
必要があるのです。
それが突き技の上達に必要なことです。
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