武道家におすすめの情報
学生剣道から社会人剣道へ変化するために役立った本
波多野登志夫先生の
- 「おとなの剣道上達講座」
です。
私は、市内の剣道の市民大会に出場することになりました。
そのときに、剣道倶楽部の師範から勧められて、数か月前に書店で購入し買った本です。
私は学生のから剣道をしていて、現在社会人になっても細々と続けています。
数年前に四段をやっと合格し、昇段審査以外試合はしないと決めて、今後の五段、それ以上の昇段の為日々稽古、練習をしています。
市民大会の試合には他の者が出場予定でしたが、怪我の為手術で出られなくなり、急遽私がエントリーされました。
師範代に教えていただいた本
倶楽部の師範からは
「だいぶ良くなったけどまだ学生剣道が見え隠れする部分が少し、稽古ででているよ。改善しないと今後の貴方の剣道人生、昇段審査も難しくなっていく。ちょっと自身のレベルアップにいいから。」
と師範代が教えてくれた本です。
著者の波多野先生は、私が進学し入部した剣道サークルの御用達の、剣道店の店主ということがわかりました。
竹刀や防具の購入、調整でも行っていたのを思い出しました。
波多野先生は、お店で軽く話したことしかありませんでしたが、経歴を見て偉大な方で驚きました。
そんな方が本を書いていることも知らず反省しました。
そして、
「剣道のノウハウもわかるから、お書きになった本なら間違えない。」
「数か月後の市民大会に挑むに当たり何か参考になる。」
「できるところまで勝利したい。」
と思い購入して読んでみました。
学生と社会人との違い
学生から社会人になり、剣道を上達するための事が書かれていました。
学生とは違い社会人になると、稽古も、仕事や日々の生活で毎日、毎週行ったり自宅でもなかなか稽古ができずに、制限されていきます。
また年齢のせいにはしたくないけど、少しずつ体も若い時とは違い動かなくなっていきます。
- 自分と向き合い、剣道で上達するために、どう努力していくのか?
- 何をしていくのか?
読んでみて衝撃でした。
頭を殴られたみたいに反省と、これからの続けていく剣道人生での、道標という何かを示し、教えてくれたと思います。
本の中で
「相手の攻撃を待ってから打つ。」
という所がありました。
これは、いつか必ず行き詰る
というワードが胸にぐさりと刺さりました。
まさに師範代にも良く言われているポイントでした。
「貴方はギリギリの攻防で攻撃が決まる時もあるけど、何か学生時代の財産というか、待ってから後の先で打つ行為。いつか壁にぶつかるし昇段審査も進まなくなる。」
実際、四段合格まで数回落ちました。
もう自分の弱点がさらけ出されたみたいで、何かを掴みたい学びたい一心で、食い入るように時間忘れて読んでました。
礼儀作法が試合に役立つ
- 剣道の自分自身のスタイルの見直し
と、
- 社会人なりに年齢も考慮してのいい意味での変化や脱却
をしないといけないと感じました。
その為には
- 礼儀や作法を改めて学ぶ
べきだと勉強しました。
それが心のかけひき、試合での戦いに大いに役に立つと理解したのです。
大会で準優勝という結果
勝ち負けの結果の出る競技だけど、それは学生までです。
それを目指さない剣を追及していくために、もう今まで自分の心の中で、
- このままでいいのか?
- どうするべきか?
- なにを目指せばいい?
等の悩みや、もやもやが改善されました。
それを意識して、試合まで毎週は行けないこともありましたが、調整しながら練習していきました。
そのおかげか、先日の市民大会の試合では準優勝という結果を残せました。
剣道倶楽部の皆も驚いていたり、優勝した30代前半の選手からも
「凄いです。正直負けるかと思いました。強かったです。」
と言われたときは嬉しかったです。
昇段審査についても詳しく書かれている
この本には
- 剣道の試合の攻め方
- 昇段審査
についても詳しく書かれていました。
自分がそんなに得意でない返し胴や、突き技は、より鮮明に掛かれてあり、その通りにやって試合でも活かされて強化されました。
ちょっとは攻めのバリエーションも増えたと思います。
本当に為になる本です。
剣道人生に役立つ本
私は特に
- 社会人になり剣道を続けている方
- 今は休んでいるけど、また再起して始めようとする方
- 高校生以上の学生
に読んで貰いたいと、個人的に思ってます。
必ず今後の剣道人生に役に立つ本です。
欠かせないバイブルの一つだと思います。
- 少しでも上手くなりたい
- 今後も年をとっても剣道を続けていきたい
と思っているのでしたら手に取るべきです。
一度騙されたと思って読んでみてください。
読めば私の言ったことがわかるはずです。
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