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試合の主導権を握る試合での作戦
私はあまり身長が高くありません。
身長170センチに届くかどうかという身長です。
そのため、相手の選手と比べて自分の方が上背が低くて、面がなかなか届きにくいという場面が良くあります。
試合を有利にすすめる作戦
そんな私が剣道の試合で、面打ちを決めるために考えた技が、試合開始直後の面です。
どういう技かというと、
- 試合開始前のソンキョの姿勢から、試合開始の合図と共に相手よりもすばやく立ち上がり、面を打ち込んで一本を狙う
というものです。
蹲踞から立ち上がりながら打つのは反則をとられる可能性があります。
しっかり一度立ち上がってから打つようにしましょう。
これが以外に面打ちがあたるもので、相手選手もソンキョの姿勢から立ち上がるまでは、まるで試合が始まっていないかのように、ゆっくりとした立ち上がりの選手が多いのです。
試合開始直後の面は相手の意表をつくという意味でも効果的ですし、もし一本取ることができなかったとしても、その後の試合の主導権を握れると思います。
相手に圧力をかけられる
対戦相手は、私のことを
- 試合開始直後に面を打ってきたりする油断のならない相手
だと思い込んでいるので、試合運びも慎重になります。
私は団体戦では先鋒を任されることが多くて、団体戦では、緒戦の負けはチームのその後の雰囲気にも影響を与えるので負けられません。
そういう中で、対戦相手が自分のことを警戒して、下手に手出しをしてこない状況を作ることは、勝てないまでも引き分けに持ち込める可能性が高まるということです。
団体戦では引き分けもチームへの貢献になる
団体戦では、実力があまりない選手が負けないことも重要な要素になってきます。
私は剣道を始めたばかりで、まだ実力がなかったときに団体戦のメンバーに選ばれて、どうすればチームの勝利に貢献できるか考えたときに、引き分けでよしとるしました。
勝たなかったけれでも、負けなかったという事実が重要だと思ったのです。
すくなくともプラスマイナスゼロの引き分けは、その後にチームが勝つ可能性を減らすことはありません。
消極的なようですが、チームに自分が貢献できることを考えての作戦です。
しかもうまく決まれば試合開始直後に一本先制できて、俄然有利となった勝てる可能性もでてくる作戦です。
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