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背の低い人が剣道の試合で勝つための戦略や稽古方法
試合で知らない人と対戦するときでも、あたま一つ分ぐらい身長が違う相手と、常に対戦していたのでなかなか勝つことができませんでした。
しかし、やるからには勝ちたいと思い、いろいろ考えていました。
どれだけがんばっても身長を伸ばすことは難しいです。
しかし、技術を磨くことは可能だと思い、とにかく上手になることだけを考えました。
今ではインターネット等で、上達法や練習法などを簡単に調べることができます。
30年ほど前の私が小学生のころには、もちろんそういうものはありませんでした。
そこで、どうやったらうまくなるのか、学校の授業中でも常に考えていました。
他人の癖を見抜く習慣を身につける
まず初めに私がおこなったことは、自分より上手な人(先生や上級生など)の試合や練習などを見て、盗めるものは全て盗んで自分のものにすることから始めました。
自分の練習中はもちろん、練習終了後、上級生や先生たちがしている練習を居残りしてまで見学していました。
ずっと居残りして見学していたので、他の人から陰でうわさをされたほどです。
おかげで自分ももちろん上手に慣れたのですが、それ以上に身についたのは
他人の剣道の「クセ」を見つけるチカラがついた
ことです。
それは何十年経った今でも衰えておらず、他人が試合をしているのを見て
「この人はここが弱点だな」
というのが、だいたいですがわかるようになりました。
- 何もわからずに試合をする
のと
- 相手の弱点がわかったうえで試合をする
のとでは、背が低いという不利なことを上回るメリットが有りました。
この、
- 相手の弱点を見つける
- 見つけようとして試合を見る
というのは、非常に有効でした。
左手で竹刀を自由に動かせる筋力をつける
その次に行ったのは筋力の強化でした。
私は背が低いだけでなく、筋力もほとんどありませんでした。
先生から「お前のとりえは素早いだけ」と言われたことがあるほどです。
筋力をつけるために毎日腕立て伏せと、腹筋を100回ずつ行いました。
また学校から帰ってから、家の近くの川の河川敷に行き、マラソンをしていました。
その他にも筋力アップに取り組んだことは、
- 竹刀や木刀を左手一本だけで持って素振り
を行いました。
剣道では右手よりも左手の方の筋力を使う
と教えられていたので、とにかくこの片手だけの素振りを繰り返して行いました。
もちろんそれだけでは、フォームが崩れてしまうと思ったので通常の、両手で竹刀を持っての素振りも行いました。
この練習を何年もしていたので、気が付いたときには、筋肉で右手よりも左手の方が太くなっていました。
この練習のおかげで先生から
「竹刀の振りかぶりのスピードが速くなった」
と驚かれたことがありました。
鬼ごっこでスタミナと体捌きを身につける
その次に行ったのは、鬼ごっこです。
これは中学生のころにクラブ(剣道クラブ)でやっていたことで、
- 筋力アップ
- スタミナアップ
を兼ねた練習なのですが、「鬼ごっこ」を週1回ぐらいのペースでやっていました。
「鬼ごっこ」とだけ聞くと遊びみたいで、楽しそうと思うかもしれません。
しかし、鬼になると、鬼になっている時間1分ごとに腕立て伏せ20回が課せられるという、非常にハードなものでした。
みんな鬼になりたくないので必死に全力で走って逃げるし、鬼は全力で走って、なおかつ1分ごとに腕立て伏せをしなくてはならないという、一番ハードな練習でした。
逃げる方も、鬼の方も、相手の動きに合わせて、方向転換や体重移動を行わないといけません。
これが、体捌きのいい練習になりました。
また、試合時間をスタミナ切れを起こさずに戦わなくてはならなかったので、当時は嫌で仕方がなかった練習でしたが、今考えてみると一番効果があったのかなと思いました。
余談ですが、この練習をやったおかげでマラソン大会でも上位に入れました。
擦り足鬼ごっこの動画
小手と胴を得意技にする
その次に行った練習は、私のように背が低い人向けかもしれませんが、面よりも
- 小手や胴の技を磨く練習
をしました。
私は背が低いので、なかなか頭まで届かないので考えた結果、背が低いのを逆に生かそうと思って、相手の懐から小手や胴を打つ練習をしました。
これは直接技術にかかわることなので、先生に「小手や胴を上手になりたいから教えてほしい」と伝え、とにかく先生に何度も教えてもらいました。
その結果があってか、私が試合で一本をとったほとんどが小手(たまに胴)でした。
出小手のわかりやすい動画
自分の強みのスタミナを試合に活かす
その次に行ったのは、試合運びを根本から見直しました。
それまでは、とにかく思いつくままに相手にかかっていったのですが、試合後半になると、スタミナ切れでばててしまって、負けてしまう結果になっていました。
そこで先ほど述べた練習でスタミナをアップさせ、それを活かす事を考えました。
試合中ではとにかく相手を疲れさせるために、自分が勝ちに行くのではなく、相手のスタミナ切れを狙って後半まで受けに入ることでした。
相手はずっと動いているので、試合後半になると疲れてきます。
- 相手が疲れてきたころを狙って自分が攻めていく
というパターンで試合運びをしていました。
そうする事で試合に勝つことが増えました。
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背が低いことをカバーする技術をみにつける
剣道を始めたころは背が低く、なかなか上達しなかったので、あきらめかけていました。
しかし、上手になりたいと思ったら、いろいろアイデアが生まれてきて、上達することができました。
背が低くても、それをカバーする技術や戦略を考え実践することで、試合にも勝てるようになります。
上達するためには、「剣道をうまくなりたい」という気持ちが一番大事
で、そこから生まれてくることがあるんだなと感じました。
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