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柔道初心者への上達アドバイス
ただひたすら稽古をすることは重要なのですが、
- ちょっとしたコツ
- 注意するところ
- 有効な練習やトレーニング
などがわかれば、ただ稽古するより、柔道の実力は早く上がっていくことでしょう。
初心者の頃はわからなかったことが、長年柔道を続けて経験することで、
- あの頃にこの練習をしていれば
- ここに注意して稽古していれば
ということがわかると思います。
そこで、柔道経験者から、柔道初心者へのアドバイスを紹介いたします。
基本の徹底
中学の時から始めて、18年ほど趣味で続けています。
高校の時に、近畿大会に出場が最高の記録です。
まず、投げ技(立ち技)の基本練習は、
- 打ち込み(実際に投げず形だけ繰り返し行う練習)を体に覚え込ませる
事が実戦に一番役立ちます。
その中でも
- 引き手に意識を強く持つ
事が重要です。
私も吊り手の力で勝負するタイプでしたが、女性に軽く投げられたりして技術の必要さを実感しました。
もちろん、地力として力は必要なのでトレーニングは必須です。
寝技の基本練習は、
- エビ・逆エビ(学校や道場で呼び方は違うかも)と言われる寝技の逃げの練習
- 脇締めと言われる固めの基本練習
- 人間の関節を軽く勉強
をすると、楽しく寝技が出来ます。
トレーニングは、
- 毎日走って足腰を徹底的に鍛え上げる
- 立ち技の引き手の握力と引く力の練習
- 反復横飛びダッシュで瞬発力を上げる
などがおすすめです。
担ぐ技や投げ技を強化する上でおすすめのトレーニングは
- ジャーク
- スラスター
です。
ジャークのやり方はこちらをご覧ください。
スラスターのやり方はこちら
他の競技よりも柔道は上半身も多く使う競技です。
その上半身を鍛えながら、心肺機能も同時に鍛えるトレーニングがバトルロープです。
詳しくはこちらをご覧ください。
練習全てにおいて、基本がやはり重要だと私は気付くのに、5年かかりました。
逆に言えば真面目な方ほど強くなり、小さくても大きな相手に勝てる武道は柔道だけでは無いかと思い、私は今も続けています。
30代 男性 二段
基本をまずは身につけて
まずは基礎である
- 受け身をしっかり取れるようになることが大切
です。
よく言われるのは
- 柔道が上手な人は投げられるのも上手
であるということ。
練習の前のウォーミングアップで、必ず行う受け身はしっかりやるべきだと思います。
受け身などの柔道の基本を学ぶならこちらをご覧ください。
そして、打ち込みや投込みは、同じレベルの人とやることが多いと思うのですが、
「乱取りは、自分より強い人とやって行ったほうが強くなれるんじゃないかな?」
と経験した身で思います。
確かに投げるよりも投げられてしまうことの方が多いのですが、それによって、技の出し方や連続技の内容を身を以て体験し体で覚えて行くのです。
私もいざ試合に立つと、練習の時こうやって投げられたなと、体が勝手に動いて行くことが多々ありました。
普段からかかと上げをしてみたり、空いた時間に素早く手を握ったり開いたりの動作を100回くらい繰り返して、握力を鍛えたりするのも役に立つかもしれません。
31歳、女、初段
相手の重心を意識して技を出す
叔父が、柔道5段で高校時代は、インターハイにも出場した経験がある人です。
その人のもとで習ったことがありました。
習い始めの頃、乱取りをしていると、相手はすぐに自分を投げることが出来るのに、何故、自分は相手を投げたり、足払いで転ばせたりできないのか?を悩んだ時がありました。
その際、叔父にアドバイスを頂き、実践してみたら今まで以上に、相手を倒すことが出来ました。
それはたった2点。
筋力を付ける
当たり前のことですが、筋力を付ければ、相手が踏ん張っても強引に投げることが出来ます。
柔道家の体格が良いのはこのためです。
練習法としてはウェイトトレーニングも良いですが、可能であれば、練習相手を持ち上げる等といったパートナーの体重を使ったものが良いです。
相手の重心を意識して、技を仕掛けろ
柔道の技は
- 相手の重心を崩す武道
となっております。
柔道の崩しには基本があります。
それが八方の崩しです。
詳しくはこちらをご覧ください。
「相手を左に振った際、重心は左斜めにあるので、足払いを行う際は左側から刈り取るように行う」
といった様な、相手の重心をイメージしながら技をかけてみると、意外な位、技が決まります。
39歳、男性
毎日のちょっとした努力がいつかは華を咲かせる!
柔道で強くなるためのポイントを紹介いたします。
肉体面
基礎的な筋力の強さが勝利の鍵になります。
なので必ずある
- 腕立て
- 腹筋
- 背筋
は毎日100回は必要です。
更に
- 匍匐前進
- エビ反り
は寝技のときの勝敗に直結します。
精神面
負けると思ってしまうとそこで負けてしまいます。
余裕で倒せると相手を見下すぐらいの気持ちでいたしょう。
また、練習が辛くなったときは始めたばかりの時の自分と今の自分を比べてみましょう。
自分の成長を感じ、自信をつけましょう。
精神面を強化するメンタルトレーニングの方法はこちらをご覧ください。
技術面
立ち技、寝技において必ず自分の得意な必殺技を最低1つは作りましょう!
また、必殺技を作ったのなら、乱取りで自分の必殺技への持ち込み方の型を作りましょう。
33歳 男 初段 柔道歴8年
体の鍛えが柔道の上達に繋がります
柔道初心者が上達していくには、
- 体の鍛えが上達の道
です。
腕や脚は特にそうなのですが、腕は相手を投げるときに力を使いますし、脚は踏ん張るときに力がいります。
ですので、腕立てやダンベルなどで腕の力を付けたり、スクワットや足に重りを付けてランニングし足の力を強化していくと良いです。
柔道の上達で、これらのことをやるのは基本中の基本なのですが、これをやるのとやらないのとでは全く違うと思います。
上達を目指しているなら、やっておくと良いでしょう。
毎日寝る前や考える時間があるのなら、相手を投げるイメージトレーニングをしておきましょう。
そうすれば実戦でイメージトレーニングをしていたことが発揮できるようになります。
30歳 男性 2級
柔道の基本は下半身強化
私は、高校時代メインは野球部ですが、野球部の監督と柔道部の顧問と仲が良く、柔道部に人員が足りないと練習相手として良く応援に行きました。
柔道をやる時に、自分の強みを感じたのは
- 足腰の強さ
です。
私は投手だったので、練習の8割は走り込みをしていて、下半身は強くなっていました。
柔道をやる時、自分より段位が上の相手でも、重心のバランスが良いので、テクニックや技術力の無さをカバーできました。
それを考えると、
- 柔道上達の基本は下半身の強化
だと思います。
その為には、マラソンや短距離のダッシュを、毎日決めたメニューでこなすことが大切です。
また、相手と取り組んでいる時は、技によっては相手の腕の力を利用することができますが、相手に強く引かせる為にはある程度自分にも引く力が必要なので、腕立てや懸垂、木に硬いゴムを付けて引っ張るなどの練習も大切です。
42歳・男性・初段
ゴムチューブでの練習方法はこちらをご覧ください。
重心を意識する事で強さに繋がる
柔道初心者でも必ず意識して欲しい事は
- 「重心」
です。
自分の重心を保つ事ができれば、簡単に投げられたりする事はありません。
更に重心を極めていく事で、相手の重心を崩す事もできるようになります。
この重心を強くする為のトレーニングをしていく事で、基本の形ができていきます。
初心者だからこそ、最初の内に基本的な事をしっかりと学んでおかないと、強くはなれません。
初心者だからこそ吸収しやすい時期です。
最初に間違ったトレーニングでスタートしてしまうと、後々修正していくのが難しくなります。
普通に生活をしている時でも
- 「自分の重心は今どうなっているだろう」と考えるクセをつける
と良いです。
慣れてくると無意識の状態でも、自分の重心が分かってきます。
感覚で重心がつかめるようになると、どんな状態でも技が出せるようになります。
32歳 男 6段
このように柔道の初心者でも、柔道に必要な知識を学び、実践することで強くなることができます。
柔道の必要な知識を学ぶならこちらがおすすめです。
柔道で上達していくには
- 一流の人がどのような練習や考え方をしているのか?
- 一流の指導者がどこをポイントとして指導しているのか?
それらを知ることができる、おすすめのDVDがこちらです。
ぜひご覧ください。
柔道技を効果的に仕掛けるための
- 『崩し方』
- 『タイミング』
- 『間合い』
- 『スピード』
- 少年柔道家を真に優れた柔道選手に育て上げる極意
- 将来を見据えた基礎技術指導
- ジュニア選手特化のトレーニング法
- 小学生の目線での動画解説
体力という基礎があって技術が活かされます。
その基礎となる体力も、柔道に特化されたものが必要になります。
その
- 柔道に特化した体力強化
これほど柔道に必要な体力強化を詳細に解説しているDVDは、他にはないでしょう。
柔道をしている人におすすめのラインスタンプ
柔道大会の結果報告に使えるおすすめのラインスタンプです。関連ページ
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- 柔道の基本「つくり」「かけ」「投げ」
- どうすれば人を投げることができるかの基本に立ち返り、理論から学ぶことが大切です。八方崩しや円運動などをまず頭で理解し、人を投げる理屈を学びます。それから稽古していくことで、上達のスピードは速くなっていくでしょう。
- 自分の体格や身長、体力にマッチした柔道の技を身につける
- 背負い投げは相手よりも低い位置に潜りこんで投げを打つ必要があるため、小柄な身体の人にも適した技といえます。身体の大きな人には大外狩りや内股のような手や足の長さを活かした技。相手の重心・バランスが読める感覚を持った人なら出足払いのようなタイミング重視の足技がいいでしょう。
- 柔道は心・技・体が大切な武道で日々の練習で3つをバランスよく鍛える
- 柔道には、「柔は剛を制す」という言葉があるように小さい相手でも大きい相手を投げることに柔道の面白さがあります。そのためには「心」の精神面「技」の技術「体」の力が必要になってきます。柔道で上達して強くなるためには3つを意識していくことです。
- 柔道上達のコツは「重心」を捉えることにある
- 柔道の試合で「重心が崩れる」という表現を聞いたことがあるかと思います。大雑把に言えば、重心とは物体の中心部であり、その物体の重さを支えてバランスをとっている部分のことです。「柔よく剛を制す」という言葉は、このことを表しています。そこで重心を崩すためにはどうすれば良いのか?を紹介いたします。